こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
10月22日~11月13日まで開催されていた【やっとかめ文化祭2022】、今年は色々と楽しみました。ということで日にちは経ってしまいましたが、ちょっと振り返ってみましょう。
【やっとかめ文化祭】とは 毎年10月下旬から11月上旬にかけて、名古屋のまちを舞台に伝統芸能の公演、歴史や文化に出会う寺子屋・まち歩きなど、多彩なプログラムを開催する文化の祭典のこと。 |
今年は10周年(おめでとうございます✨)ということもあり特別記念企画も用意されていました。
タイミングが合わず、申し込もうかと思ったときにはすでに満席。皆さん、早い!気になる企画は早め早めの行動が鉄則ですね。
まずはオアシス21で開催された【和菓子キックオフイベント】に参加⏬
ずらーっと並んだ和菓子は壮観でしたね。会場が「DOLPHINS PORT」ということもあり、普段は和菓子とは無縁の若い世代が訪れてて興味深かったです。
ここでパンフレットや「旅する判子コレクション」の台紙をいただきました。さて、いくつ判子を押せるかなー?(何処の和菓子を食べようかなぁ)とのんびり思っていたのですが、判子がそれぞれ違うのが楽しくなって和菓子屋さん巡りに拍車をかけました。
「旅する判子コレクション」対象会場
- 芸どころまちなか披露
- 芸どころ名古屋舞台
- まちなか寺子屋
- まち歩きなごやの全会場
- 「未来に伝えたい名古屋の和菓子」参加店舗(全24店)
「旅する判子コレクション」結果報告
各プログラムに参加すると判子をポンと押してもらえる「旅する判子コレクション」企画(判子作成|天神堂 小島印房)。集めた判子の数だけ【やっとかめ文化祭】オリジナルグッズがもらえました。
期間:10/22(土)~11/13(日)
- 5個「オリジナル缶バッジ」
- 10個「オリジナルボールペン」
- 15個「選べる過去のオリジナル記念品」
- 20個「オリジナル有松絞り手拭い」◎コンプリートの記念品(スタンプ20個)は、11/13(日)の「芸どころまちなか披露」のステージでのお渡し。
私は計20個集めて見事コンプリートしましたよ✨(子どもも計12個集めました)
20個集めた証「特大判子」のアップはこちら⏬
判子20個のうち16個は和菓子屋さん巡りで押してもらったもの。昨年はたった6店舗しか回れなかったことを思えば大躍進です。
⏫5個の「オリジナル缶バッジ」10個の「オリジナルボールペン(yattokame festivalの刻印入り)」は子どもも到達したので2つずついただきました。15個の「過去の記念品」からは【やっとかめ文化祭】モチーフが描かれた湯呑みを選択。
そして、20個コンプリートでもらえる「有松絞り手拭い」は藍色・黄色の2種類のうち黄色を手に取りました。黄色の鮮やかさに心惹かれましたねー。「有松絞り=藍」と思っていましたが、今は伝統技法×色彩感覚を掛け合わせた新たなムーブが巻きおこっているそうですよ。
和菓子大好き💕今年のテーマは「未来に伝えたい名古屋の和菓子」
和菓子屋さん巡りした16店舗プラス【和菓子キックオフイベント】でいただいた和菓子2店舗分(《御菓子所 つくは祢屋》さんの『極上 黒ういろ』&《御菓子司 不老園正光》さんの『銘菓 不老』)で、計18店舗の和菓子をいただきました。ごちそうさまでした✨食べられなかった6店舗の御菓子もいずれ…。
- 一朶
- 京菓子処梅屋光孝
- 覚王山 不老園
- 御菓子司 もち観
- あられの匠 白木
- 餅文總本店 本店
特に気になっているのがエントリーNo.3《京菓子処梅屋光孝》さん。棹菓子なので【やっとかめ文化祭】の限られた期間ではなく、ゆっくり食べたいものですね。(池下駅徒歩2分の立地なのに「住宅地なので分かりづらい」とお店のホームページに書かれているのが不安要素ではある)
《御菓子司 桔梗園》さんではオマケに『年魚市潟~パンプキン』をいただきました(パイの合わせがずれてしまったので非売品だったもの)。
年魚市潟、みなさんは何と読むか分かりますか?
正解は「あゆちがた」。
元々、熱田区・南区辺りは低湿地帯。入り海で潟を形成していたそうです。吾湯市(あゆち)、愛智とも書き「あゆち」は「あいち」に転じ県名の語源となりました。
何度も訪れたけど肝心の「ういろ」に見放された《御菓子司 菊屋》さん。
せっかく来てくれたんだから判子押すよ!
と、まだ何も買わないうちから判子を押してくれようとする元気いっぱいなおかみさん。…さすがに「手づくり最中」1個買わせてもらいました。どうやら「ういろ」は午前中に売り切れてしまうようなので、みなさまお早めにお出かけください(不定休なので必ず電話してからご来店を。ちなみに電話したら何も聞かないうちからすぐ「ういろはもうないよ」と教えてくれます)。
今回初めて訪れた和菓子屋さんで特に再来訪したいなと思ったのは《京菓子司 亀広良》《雀おどり 總本店》《山田餅なるみ》の3店舗。
《京菓子司 亀広良》さんの美味しそうな上生菓子や季節限定『和のシュトーレン』は気になりましたね。
『いちまいのみず』は両方食べましたが、お酒の弱い方は「赤ワイン」バージョンがおすすめです。アルコールは飛ばしてありますが吟醸香はしますのでね。
《雀おどり 總本店》は栄の街中でゆったり過ごせる和かふぇ。のんびりご自慢のういろをいただきながら「切り絵」を心行くまで眺めたいかも。最近、まったりカフェで過ごすなんてこと、めっきりなくなりましたねー。
思いの外、楽しかった鳴海散策。鳴海、ちょっと遠いな…という感覚でしたが、金山から3駅とアクセスがよい地域だと今回知りました。次回は隣の有松まで足をのばしたいと思います。
逆に腰が引けるのは《大黒屋本店》と《御菓子所 松河屋老舗》の栄地区2店舗。…栄って中心部から外れるとディープな雰囲気ですよね。夜1人では歩きたくないなぁ(御菓子はもちろんおいしかったです)。
⏫何故か店内が薄暗い《大黒屋本店》さん。普通に写真を撮るとなにも写りません。昨年とは違い、喫茶ルームが再開されていて何人ものお客さんがいらっしゃいました。
⏫外の通りは怖いが店内は美味しそうな和菓子が目白押しな《御菓子所 松河屋老舗》さん。陽気な店員さんが「朝出勤するときもちょっと怖いですよー」とのこと。
来年も子どもと参加したい「和菓子作り&トーク」
普段「練りきり」「こなし」等の餡ものは好んで食べない子どもも、自分が作った和菓子は別格なのか嬉しそうにムシャムシャ食べていました。「蒸し菓子トーク」は子どもには退屈かな?と心配していましたが、大好きな「鬼まんじゅう」や「羽二重餅」「ういろ」がテーマだと知って興味を示していましたね✨
意外にも包餡がうまく出来たのに気をよくして「和菓子作りって楽しい💓」という気持ちが高まったように思います。未来に伝えたい名古屋の和菓子に《大須ういろ》さんが『ういろのこな』でエントリーされているのですが、それまでは
…ういろうを作るのかぁ。ちょっとパスしようかなー。
と思っていたのが「和菓子作り体験」で自信がついたのか、急展開。ウキウキで『ういろのこな』を買いに行きました。
手軽さ、アレンジのしやすさが魅力ですね✨
しまった…ほかの種類も買っておくんだったー!
と、今では思っています。
【やっとかめ文化祭】では伝統芸能が身近に感じられるプログラムが満載
【やっとかめ文化祭】では毎週末色んな所で、歌舞伎や狂言…etc.伝統芸能が「まちなか披露」されていました。普通にイオンに買い物に行ったら観覧無料で見れちゃうなんて贅沢ですよね。伝統芸能って知識がないと観覧に行くのも気後れするもの。その戸惑いを取っ払った気軽さが「まちなか披露」の魅力のひとつです。
イオンで見かけたときは、歌舞伎の「毛振り(けぶり)」用かつらを常磐津のお二方の出番中にステージ横で準備なさっていたのには驚きました。思わず、子どもと舞台そっちのけで装着する様子を眺めてしまいましたねー。
子どもにも意外とウケたのは狂言。あんなに面白がってくれるのなら【創作狂言 井戸茶碗】も申込みすれば良かったかな?後の祭りですけどね。
今年は利休生誕500年でしたので、お茶や利休にまつわるヒト・モノ・コト×「狂言」の舞台が上演されました。来年はどんな内容になるか分かりませんが、今から楽しみにしたいと思います。
利休生誕500年を記念して行われたのは「まちなか茶の湯レボリューション」。どんな内容だったのかはこちらの記事をご覧ください⏬
最後に
3週間に及んだ【やっとかめ文化祭2022】。今回は、土日祝日のプログラム+和菓子屋さん巡りでずいぶん楽しみました。「まちなか寺子屋」にも魅力的なプログラムがたくさんありましたが、如何せん平日は参加が難しいですね…。来年はどんなプログラムを引っ提げて開催されるか分かりませんが、和菓子屋さん巡り+和菓子作り体験はマストで参加したいと思っています。
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