『ういろのこな』でおうちで子どもとういろう作り《大須ういろ》

おすすめ和菓子屋さん

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

やっとかめ文化祭2022未来に伝えたい名古屋の和菓子にエントリーされた御菓子のなかで一番びっくりしたのは《大須ういろ》の『ういろのこな』です。

ういろのこなって何?えっ、ういろうって家で作れるの??家にある道具で簡単に出来るのかなぁ…と、疑心暗鬼になりながら《大須ういろ》に到着。

店舗前では『秋ういろ いも くり』の試食販売が行われていました。もう、これを買って帰ろうかと思わぬでもないですが、子どもはういろうを作る気満々です。とりあえず店内へと進むと、お目当ての『ういろのこな』はすぐに見つかりました。

「しろ」「抹茶」「くろ(黒糖)」「きなこ」と4種類あります。さて、どれにしようか。やっぱり定番の「しろ」にしてアレンジするのも面白そう✨と心に決めたとき

きなこがいい、絶対!

きなこ~!?

きなこ味のういろうなど聞いたこともありません。空耳か?できれば空耳だと思いたい一心で子どもに再確認するも「きなこ(キッパリ)」と無情な答え。初めてのういろう作りは得体の知れない「きなこ ういろ」になりそうです。はたして無事に出来るのか。

『ういろのこな』を使ってういろう作り~手順確認

エントリーNo.4『ういろのこな きなこ』《大須ういろ》

  • 1箱115g 648円(税込)
  • 箱サイズ 14.0×4.0×20.0 cm
  • 賞味期限 2ヶ月
  • 原材料:砂糖(国内製造)、米粉(うるち米(国産))、きなこ、澱粉
  • 特定原材料等:大豆 ※本製品工場では小麦、そば、卵、乳成分、落花生を含む製品を製造しています。
  • 栄養成分表示:100gあたり 210kcal

パッケージ開けて愕然。ほんとに『ういろのこな』しか入っていません。商品名に偽りなしです。ただし、パッケージには初心者でも美味しいういろうが作れるようしっかり手順が書かれています。

  1. ボウルにういろの粉を入れる。
  2. 粉の中に沸湯したあつあつのお湯を入れ10秒待つ。
  3. 泡だて器でよくかき混ぜる。
  4. 蒸し型に流し込み、蒸し器で45分蒸す(弱火)
  5. 蒸し器から取り出し、粗熱をとる。
  6. ラップをかぶせ、冷蔵庫で40分くらい冷やす。※冷やしすぎるとボソボソになるので注意してください。
  7. お好みの大きさにカットする。

※残りは常温で保存し、早めにお召上がりください。

『ういろのこな』で何度もういろうを作ったというベテラン店員さんにコツを伺うと

「必ず熱湯を使うこと」「50分蒸すこと」のたった2つで美味しいういろうが出来ますよ。

と、ういろう作り初心者には心強いお言葉。パッケージには45分と記載されているけど、店員さんの経験談を信じて50分でやってみましょう!

意外と楽しいういろう作りスタート

ちなみにシンプルな「きなこ ういろ」だけだとつまらないので、子どものリクエストでトッピングも用意しました。さつま芋、栗は『秋ういろ』を食べた影響でしょうか。黒蜜は店員さんのおすすめです。

お菓子作りをしない家には「蒸し型」なるものは存在しません。ドーンと大きなういろうを作るよりも、小型で味のバリエーションが楽しめるように100均でカップを購入しました。

⏫今のところ、ただの「きなこ水」です。こんなシャバシャバなきなこ水が、もっちりとしたういろうになるのでしょうか。一抹の不安を抱えつつ、蒸し器に並べます。と、ここで問題発生。わが家の蒸し器には5個までしか入りません。致し方ない。…そうだ、店員さんが電子レンジではうまく出来ないと言ってたけど、いったいどんな仕上がりになるかやってみよう。

残りのひとつは、ほぼ実験です(笑)…結果はこちら⏬

ういろうとは似ても似つかぬものが出来上がりました。ねっちょりとした蒸しパンです。食べた子どもは

味はおいしんだけど…なんかおいしくない。

と、禅問答のような感想を述べておりました。

『きなこ ういろ』完成!ほかの味も試してみたくなる楽しさ

50分後、蒸し器の前へ。緊張の一瞬です。蒸し器の蓋を開けてみるとー

おぉ💓出来てる、出来てる。先ほどのねっちょり蒸しパンとは雲泥の差です。さっそくカップから取り出してみましょう。

これはいい✨もちっとした弾力が伝わります。ここから仕上げに「ラップをかぶせ、冷蔵庫で40分くらい冷やす」のですが、出来立てを食べてみたい欲求には勝てずプレーンを1個試食。

ういろうのもっちり感がちゃーんとあります。食べた断面も「ういろう」っぽい。出来立てのういろうが食べられるなんて!と感動いたしました。

少し冷やすとどんな塩梅になるのでしょう。まずは、やきいも(さつま芋)&栗。少し冷やすことで「ういろう」がキュッと締まったように感じます。

カップを外した表面が波打っていて、ういろうというよりはマドレーヌに見えますね。「きなこ」の茶色が焼き色かのよう。これはオシャレな仕上がりになりました。蒸されて甘みを増したやきいも&栗はほっくりとしてて「きなこ」とも好相性です。

お次はプレーンに黒蜜をかけてみましょう。

味わいは『信玄餅』に近いイメージでしょうか。ふわふわした餅がもっちりとしたういろうに変わったことで、きなこの香ばしさがより強く感じられる仕上がりになりました。トロリとした黒蜜の独特な風味とコクが「きなこういろ」の味わいに深みをあたえていますね。

ズボラ母ちゃんでも「ういろう」が出来た喜びが存分に味わえた『ういろのこな』。蒸したてのほかほかういろの美味しかったこと!今度は『ういろ しろ』で色んなアレンジをしてみようっと。

⏫《大須ういろ》の「旅する判子コレクション」は【寄席】。大須の地にふさわしい判子ですね。

今回ご紹介した和菓子店舗

《大須ういろ》

住所:名古屋市中区大須2-18-42
電話番号:052-201-2000
定休日:年中無休 営業時間:10:00〜18:00
アクセス:地下鉄鶴舞線「大須観音」駅2番出口徒歩3分

コメント

タイトルとURLをコピーしました