こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
今回訪れたのは宿場町・鳴海にある《山田餅なるみ》さん。【やっとかめ文化祭2022】未来に伝えたい名古屋の和菓子にエントリーされている和菓子屋さんです。…鳴海、普段足を運ばない地域なのでいい機会です。
10月22日に参加した【和菓子キックオフイベント】でいただいた『利休饅頭』も鳴海の和菓子屋さん。せっかくなのでお礼の意味も込めて《菊屋茂富》さんにも立ち寄ることにして、鳴海駅に降り立ちました。
《菊屋茂富》さん辺り【鳴海町本町と相原町の境】の道はクランク状に曲がっている。曲尺乃手(かねのて)と呼ばれ、城下町で敵からの侵入を防ぐため道を曲げていた名残である。
順調に《菊屋茂富》さんで『利休饅頭』を購入したあと、次なる《山田餅なるみ》さんへと向かう道筋を検索。
どうやら一本道で安心、安心。知らない土地で複雑な道だと、方向音痴には恐怖以外何物でもないですからね。…と、安心したのも束の間、とんでもない道に迷いこんでしまいました。
⏫歩いたのは赤マーカーの道筋。たしかに一本道には違いない…但し、かろうじて舗装されている「けもの道」さながらの通り道です。人がすれ違うのにギリギリな道幅、急な坂道が延々と続きます。10匹以上の猫が生息する「猫屋敷」までも出現!ちょっぴり怖かった…。
何とか広い道まで出て、目印にしていた「圓龍寺」が見えたときの安心感ったらなかったです。《山田餅なるみ》さんでこの話をしたところ、店内が笑いに包まれました。
城跡方面からいらっしゃったんですね。鳴海は宿場町だったので、地元の人しか通らないような旧街道がまだあるんですよ。
帰りは大通りを歩いたので「東海道 鳴海宿 高札場(復元)」も見ることが出来ました。実物は名古屋市博物館に保管されていますが、復元でも十分雰囲気を味わえます。三菱UFJ銀行鳴海支店の目の前に設置されているので、ご興味ある方はぜひ足を運んで見てくださいね。
ちなみに最初の「曲尺乃手」を抜けた辺りにあるのが「東の問屋場跡」。今は名古屋市緑生涯学習センターになっています。
そういえば、庚申坂(例の「けもの道」)の上、鳴海小学校辺りでお婆さんに「生涯学習センターは何処ですか?」と尋ねられたっけ。下り坂の方がきついけど、あの道を下って行けたのでしょうか。
和菓子さんめぐりをしながらの「鳴海宿」散策は一旦ここでおしまい。《山田餅なるみ》さんで「鳴海宿」の地図をいただいたので、また次回ゆっくり見てまわりたいと思います。「成海神社」や松尾芭蕉の碑「千鳥塚」がある【鳴海宿西コース】も面白そうですね。
【やっとかめ文化祭2022】未来に伝えたい名古屋の和菓子にエントリーされていた『なるみくるみ餅 黒糖』は、無事購入できました。どんな味わいなのか、さっそくいただきましょう。
エントリーNo.23『なるみくるみ餅 黒糖』
エントリーNo.23『なるみくるみ餅 黒糖』《山田餅なるみ》
- 1個200円(税込)
- 賞味期限:10日間
- 原材料:砂糖、餅粉、黒糖、くるみ、卵白(卵を含む)、片栗粉、塩、菜種油/甘味料(トレハロース)、環状オリゴ糖
- 特定原材料等:卵、くるみ
- 栄養成分表示:165kcal
元々、手土産として人気があった『なるみくるみ餅』。「緑区鳴海町」のPRするため新たな味『なるみくるみ餅 黒糖』が加わりパワーアップしました。きっかけは「なごや菓八菓」コンテストへの応募。新たな味を求めて無花果、杏、グランベリー…etc.さまざまな組み合わせ試したところ、黒糖がベストマッチ。ローストした香ばしい胡桃とまろやかでコクのある黒糖羽二重餅のハーモニーが楽しめる仕上がりになりました。
「なごや菓八菓」とは
2020年7月に名古屋商工会議所によって開催された「あたらしい名古屋の和菓子土産コンテスト」。味やデザイン、オリジナリティー、ストーリー性の観点で、名古屋和菓子文化の魅力を伝える「なごや菓八菓」として8品が選定された。
甲斐みのりさんのコメント
鳴海の餅菓子店の看板商品であるなるみくるみ餅。その姉妹ブランドが黒糖バージョン。この組み合わせの妙を、次世代の鳴海にもつなげたい!
和紙っぽい手触りのパッケージには、有松・鳴海絞りの生地をイメージしたデザインが描かれています。名古屋市の「ふるさと納税」対象品にも選ばれ、全国にも鳴海の魅力を発信。
もちっと弾力のある『なるみくるみ餅 黒糖』を食べた子どもは
このお餅、私が好きなタイプのだぁ💓
と、たいそう気に入った様子。老若男女に愛される飽きのこない味わいです。
宿場町の名残と現代の町並みが溶け合った鳴海。その魅力を伝える『なるみくるみ餅 黒糖』は広く永く親しまれる和菓子となるのではないでしょうか。
⏫《山田餅なるみ》さんの「旅する判子コレクション」は【扇子(末広)】。
今回ご紹介した和菓子店舗
《山田餅なるみ》
- 愛知県名古屋市緑区鳴海町字花井町14-1
- アクセス:名鉄本線「鳴海」駅西口出口徒歩7分
- 電話番号:052-622-3081
- FAX番号 :052-622-3123
- 営業時間: 9:00~18:00
- 定休日:月曜日・火曜日 詳しくはホームページのトップページのカレンダーを参照下さい。
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