【中秋の名月】を楽しむ「月うさぎ」モチーフの和菓子

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

本日、9月10日は【中秋の名月】です。

【中秋の名月】とは、旧暦8月15日の夜に見える月のこと。一年を通じて月が最も美しいといわれる頃ですね。今年は、旧暦と月の満ち欠けが一致しているので、満月が拝める【中秋の名月】となります。

【中秋の名月】は別名「芋名月」ともいいます。これは、里芋やさつま芋の収穫時期に重なることから、豊作祭としての意味合いもあったことに由来します。

今回は【中秋の名月】に準えて、うさぎモチーフの和菓子をご紹介したいと思います。

『月見うさぎ』薯蕷製小豆こし餡

『月見うさぎ』《花桔梗》

▪︎販売価格:1個340円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:やまいも
▪︎栄養成分表示:128.5kcal

ふっくらとしたフォルムで作られた薯蕷まんじゅう製の『月見うさぎ』。焼き印で作られた長い耳と羊羹製の円らなおめめがキュートな一品です。三重県多気の特産品である伊勢芋を使っているので、きめ細かな薯蕷まんじゅうに仕上がっています。

「伊勢芋」の特徴
  ◇栄養価が高く「畑のうなぎ」と称される。
  ◇山芋の中でも特に強い粘りを持つ
  ◇味にクセはなく濃厚なコクがある。

『月うさぎ』黄身しぐれ製小豆こし餡

『月うさぎ』《三好屋老泉》

▪︎販売価格:1個230円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:卵、やまいも

煎茶色の黄身しぐれ製で小豆こし餡を包んだ『月うさぎ』。黄身しぐれ特有のひび割れが夜の帳(とばり)を表し、そこへ美しい月が浮かびあがっています。

月はいったい何で出来ているのだろう?と店員さんに尋ねてみると、「薯蕷製」だと教えていただきました。ふっくらした薯蕷の月に、練り切り製のうさぎが生き生きと跳ね回っています。

『黒蜜きな粉の月うさぎ』白餡ムース&黒蜜きな粉

『黒蜜きな粉の月うさぎ』《三好屋老泉》

▪︎販売価格:1個490円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:大豆、卵、乳成分
▪︎栄養成分表示:216kcal

ぷるんとしたフォルムが愛らしい白餡ムースの「月うさぎ」。《三好屋老泉》さんのインスタグラムを見て、ぜひ食べてみたいと思った一品です。JR名古屋高島屋でも9月2日~9月10日まで取り扱いされていたようですが、一度も出会えず仕舞い。この愛らしさに入荷量<購入人数だったようです。結局【中秋の名月】当日に、店舗にて無事購入いたしました。

可愛いので、添付の黒蜜やきな粉をかける前に色んなアングルで撮影してみました。お気に入りは、やや後ろからのアングル⏬まんまるお尻としっぽがキュート!

さぁ、黒蜜をかけてみましょう。

夜空に浮かぶ「月うさぎ」が出現しました(丸く黒蜜を仕上げられなかったのは、ご愛嬌)。

続いて、きな粉をはらはらと。インスタ動画のように降らせたかったのですが、不器用さがてきめんに。ガサツにドサッときな粉が落ちてしまいました。

黒蜜は全部使いきりましたが、きな粉はお好みでほんの少々。

そぉっーとスプーンを入れていただきます。

なめらかな白餡ムースがいい塩梅です。さらっとした甘さだなと食べていると、後からコクのある旨味がやって来ます。原材料を見てみると「ナチュラルチーズ」とあるので、コクの正体はチーズなのかもしれませんね。

子どもと一緒に食べましたが、白餡ムースの虜になっていました。なめらかでミルクプリンを思わす味わいは、子ども受け抜群ですね。

【月うさぎ伝説】を知っておこう

「月とうさぎ」といわれると、私たち日本人は童謡の一説を思い浮かべるのではないでしょうか?

あまりに自然と馴染んでしまっているので、月を見上げるとそこに「うさぎ」の姿を見てしまいます。このような現象を「パレイドリア効果」といいます。

ところで、なぜ「うさぎ」なのでしょう?これは仏教説話よりもたらされています。

昔、あるところにうさぎときつねとさるがおりました。
ある日、3匹は山の中で疲れ果てて食べ物を乞う老人と出会います。老人を救うため、さるは木の実を、そしてきつねは魚を取ってきましたが、うさぎは一生懸命に努力しても食料を手に入れることができませんでした。そこでうさぎは、火の中に飛び込み自分の身を老人に捧げたのです。
倒れていた老人は実は帝釈天という神様。うさぎを哀れに思い、月の中に甦らせて皆の手本にしたのです。

今回ご紹介した和菓子店舗

《菓匠 花桔梗》本店  

住所467-0003
愛知県名古屋市瑞穂区汐路町1-20 

□ 名古屋市営地下鉄桜通線「桜山」駅4番出口より南東へ徒歩約10分
瑞穂区役所駅から520m
電話052-841-1150
営業時間10:00~19:00 ※茶寮(イートイン)利用は11:00〜17:00
休業日1月1日

名古屋能楽堂 蓬左 <hōsa>店 

住所〒460-0001
愛知県名古屋市中区三の丸1−1−1 名古屋能楽堂1F 蓬左<hōsa>内
HP https://www.hosa.nagoya/
SNS:名古屋能楽堂 蓬左<hōsa>店 Instagram https://www.instagram.com/hanakikyo

□ 名古屋市営地下鉄鶴舞線「浅間町」下車 1番出口より東へ徒歩10分
□ 名古屋市営地下鉄名城線「名古屋城」(旧「市役所」)下車 7番出口より西へ徒歩12分
電話052-253-8566
営業時間10:00~17:00(L.O. 16:30)
※「和フタヌーンティー」のご予約は、店頭、電話、予約専用Webページより承ります。
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休業日元旦のみ休業 ※月曜日はテイクアウトのみ

和菓子 三好屋老泉》

住 所 〒489-0867
愛知県瀬戸市大坂町206-4
《三好屋老泉》インスタグラム
・愛知環状鉄道「山口駅」より徒歩12分
電話番号0561-82-8891
※アニマル和菓子は予約販売(店頭・お電話にて)行事等の際は店頭でも取り扱いあり
営業時間9:30~19:00
休業日毎週火曜日
祝日・行事等の場合は営業します

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