春の訪れを喜ぶ和菓子『芽生え』『初蝶』

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今日は、小学校の卒業式が開かれた地域も多いことでしょう。おめでとうございます。

そんな新たな世界に飛び立つ子どもたちにぴったりな、春の和菓子をお届けしたいと思います。

『芽生え』道明寺餅・黒糖こし餡

芽生え《川口屋》

こちらは、黒糖こし餡を道明寺餅でくるみ、さらにそれを羽二重餅で包んだ一品となっています。羽二重餅にうっすらと透けてみえるピンクの色あいに、和まされますね。

春の陽気に誘われて、つくしもひょっこり顔を出しましたよ

そんな姿が、つくしの愛らしい焼き印で表現されています。

和菓子の世界では季節を少しだけ先取りするのがよいとされています。なので、まだ身近でつくしを見かけることはないのですが、和菓子を味わいながらその時を待つのも一興。新年度へのわくわく感と春の訪れを一緒にからだに取り入れたような、そんな気分にもなりました。

すこし、つくしの模様が欠けてしまったのはご愛嬌。こういう繊細な細工がなされている和菓子は、状態を保ったまま持ち帰るのが至難の業です…とほほ

『初蝶』ういろう製・白餡

初蝶《花桔梗》

初蝶とは、その春はじめて見る蝶のことをいいます。春の季語です。

ういろう製は、米粉と砂糖を使ったシンプルな蒸し菓子です。餅製に比べて弾力があり、むちっとした食感とほんのりとした甘さが楽しめる和菓子です。愛知県出身なので、小さいころから《大須ういろ》などで棹状のういろう菓子には慣れ親しんでいました。

もう、そのオヤツ見飽きたよ~ と、思うぐらいには。

ですので大人になってから、再び上生菓子として出会ったときにはびっくりしました。あぁ、こんな風にかたちを変えて、お茶席でも使われる素材だったんだなと感銘を受けました。ちなみに昔、関東から単身赴任してた上司が『一口ういろ』をお土産で配ったら、大変評判がよかったそうです。(奥様にいちばん喜ばれたのは『つけてみそ かけてみそ』だったそうですが)

昨年の今頃はコロナで休校措置が取られ、子どもたちも初蝶に出会える機会がグッと減っていたのではないでしょうか。うちの子も、学校で先生が飼育していたモンシロチョウの卵の成長を、課題を取りに行くたびに見せてもらっていたのですが毎日お世話してないぶん、蛹がちょうちょになっても反応が薄かったですねー。

さて、閑話休題。

こちらの商品は、《花桔梗》で買い求めたもの。以前は上生菓子を3種類ほどしか扱ってなかったのですが、このたび5種類の商品展開となり選ぶ楽しさが増しました。きりこは普段デパートの店舗で購入するのですが、本店ではイートインも出来るらしくコロナが収束したら一度行ってみたいなぁと思っています。

初蝶から時計回りに『春の野』『菜の花きんとん』『わらび山』『花籠』

こちらの写真の方が『初蝶』の意匠がくっきりとしてますね。蝶の焼き印の下辺り、うっすらと浮かび上がる若草色が見えるでしょうか?まるで、蝶が舞う春の野を表しているのかのようですね。

啓蟄(けいちつ)~二十四節気

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものをいいます。

春分や秋分、立春などは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

啓蟄は二十四節気の第3番目、だいたい3月5日頃~19日頃を指します。

「啓」は開く、「蟄」は土の中で冬ごもりをしていた虫を表します。地中で冬ごもりをしていた虫たちが、温まった土を啓き春の光のなか一斉に動き出す

そういえば、小学生のきりこは虫かごでモンシロチョウを育てていたのですが、ある日突然悲劇が起こりました。そう、昨日までむくむくとかわいらしく動いていたあおむしは、見るも無残に蜂の子に食い破られてしまったのです。自然の恐ろしさをまざまざと見せつけられた経験でした。

啓くのは、土だけにしてね。

明日からは春分、いよいよ春本番です。

今回紹介した和菓子店

川口屋

名古屋市中区錦3-13-12

 地下鉄「栄」駅から徒歩約4分

 営業時間 9:30~17:30

定休日 日曜日・祝日・第3月曜 電話番号 052-971-3389

花桔梗

JR名古屋高島屋B1F

花桔梗本店

名古屋市瑞穂区汐路町1-20

地下鉄桜通線「桜山」駅4番出口より南東へ徒歩約10分

営業時間 10:00~19:00

電話番号 052-841-1150

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