こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
今回ご紹介する【月と犬】は、伊勢の老舗和菓子屋《藤屋窓月堂》とフレンチレストラン《ミュゼボンヴィヴァン》がタッグを組んだ新ブランドです。コンセプトは、「フランスの片田舎で続く老舗和菓子屋」をイメージされて作られたとか。架空の和菓子屋【月と犬】の名は、《藤屋窓月堂》の「月」と《ミュゼボンヴィヴァン》の出口シェフの愛称「野犬シェフ」の一文字ずつから象ったものになっています。御菓子のパッケージの【月と犬】が描かれたデザインもシックでオシャレですね。
《藤屋窓月堂》といえば、先日お伊勢さんに行った際の和菓子として取り上げさせてもらいました。『利休饅頭』など伝統的な和菓子と『とろりｔｏｒｏｒｉ 珈琲』などの革新的な御菓子が仲良く並んでいる店内は興趣がつきませんでしたねー✨
『干し無花果のどらエピス』
『干し無花果のどらエピス』【月と犬】
- 1個250円(税込)
- 賞味期限：10日間(夏季は7日間)
- 特定原材料等：卵、小麦粉、醤油(大豆・小麦含む)、蜂蜜
- 栄養成分表示：1個80gあたり 205.4kcal
波照間産の黒糖と出口シェフ特製スパイスが効いたどら焼き生地の『干し無花果のどらエピス』。スパイシーな香りが漂うどら焼きなんて、今まで聞いたこともないぞ✨とワクワクしてしまいます。「エピス」は、フランス語でスパイスを意味するépiceが語源。この洒落たネーミング、コンセプトの「フランスの片田舎で続く老舗和菓子屋」さんの御菓子って感じが出てますね。
ふんわりと香ばしい焼き色がついたどら焼き生地。中の餡の風味を存分に楽しんでもらうために、やや薄焼きになっています。フワフワというよりは、しっとりした仕上がり。ちなみにスパイスだけではなく、ワインや蜂蜜が入っているのも味わい深さを生んでいる要因かもしれません。
使われているスパイスは5種類
- シナモン：別名、肉桂。甘くエキゾチックな香り
- ジンジャー：生姜。免疫力を高めたり、血液をサラサラにしたりと薬効成分が豊富。
- ナツメグ：甘い刺激性の香りと、まろやかなほろ苦さ。
- カルモダン：清涼感のある芳香。ピリッとした辛みとほろ苦さ。
- スターアニス：中華料理でよく使われる。別名、八角。強くて甘い独特の香り。
どら焼き生地をずらして、チラ見せ⏬
北海道産小豆の粒餡と、干し無花果のコンポートがどっしりと入っています。上品な餡の甘さと、濃厚な干し無花果が絶妙。プチプチした無花果の食感がアクセントになっていて、贅沢な気分を味わえます。
こだわりの薯蕷饅頭『橙~Daidai~』
『橙~Daidai~』【月と犬】
- 1個300円(税込)
- 賞味期限：10日間(夏季は7日間)
- 特定原材料等：やまいも、卵
- 栄養成分表示：1個40gあたり 110.2kcal
正月のしめ縄や鏡餅などの飾りや、代々栄えるといった縁起を担ぐ「橙」をコンセプトとした一品です。薯蕷生地は、やまいもと米粉、ココアパウダーを合わせたもの。ふっくらもっちりと仕上がっています。上に乗っているのは、クロモジの木で燻製した松の実2粒。クロモジの燻製というのが珍しいですよね✨
全国的にも珍しいクロモジの木(日本原産)の燻製チップは、山の保全活動を行う際に出てしまう木を有効活用したものだそうです。クロモジはアロマのエッセンシャルオイルで使用したことがあるのですが、爽やかで独特な甘やかさがとっても好みの香りなんですよ。だから、クロモジの燻製！？と思って驚きました。
中は、練乳と砂糖漬けのオレンジゼストを刻み入れた、卵の黄身たっぷりの黄身餡。こっくりとした甘さの黄身餡に柑橘類が入ることで、食べた後の余韻も楽しめる爽やかな味わいとなっています。
今回ご紹介した和菓子店舗
《藤屋窓月堂》おはらい町本店
- 住所：三重県伊勢市宇治中之切町４６－１
- 電話番号：0596-22-2418
- ＦＡＸ番号：0596-28-4812
- e-mail：fujiya@kaigisho.ocn.ne.jp
- 営業時間：８：００～１９：００
- 定休日：年中無休
《ミュゼボンヴィヴァン》
- 住所：三重県津市大谷町11番地 三重県立美術館内 アクセスマップはこちら
- 電話番号：059-223-7070
- 定休日：月曜日(美術館の定休日)
- 営業時間：【カフェ】10:40～16:00 LO 16:30 close【ランチ】11:30~14:00【ディナー】18:00～19:30LO 21:30close
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