秘伝の『どら焼き』《京菓匠 笹屋伊織》の代表銘菓を召し上がれ

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

「どら焼き」といえば

  • まぁるい円盤形の焼き皮製和菓子
  • ドラえもんの大好物
  • 中は餡、もしくは変わり種のクリーム系

みなさんが思う「どら焼き」ってこんなイメージでしょうか。最近はいろんな進化系「どら焼き」に巡り合い驚いたりしたものです…

こ~んなサーティワンアイスクリームのようなボリューム餡のものや

ふわっふわのスフレのような新感覚どら焼き&栗クリームだったりと、ひとくちに「どら焼き」と言っても色々な形態があるようです。

参考:新感覚どら焼き『ふわふわ わぬき』《和む菓子 なか又》

今回ご紹介する「どら焼き」は、なんと!巻物状。これも新しいタイプの「どら焼き」かしら?と手にとってみたものの、なにやら由緒正しき「どら焼き」のようで…さてさて、どんな感じなんでしょう。

竹皮に包まれた『どら焼き』は初めて💖

代表銘菓『どら焼き』1箱1620円

  • 販売期間:毎月20・21・22日
  • 賞味期限: (製造より)7日
  • 特定原材料等:小麦、大豆
  • 箱の大きさ (cm)1棹:22×6×5.5
  • 栄養成分表示:100gあたり256kcal

筒状の箱を開けると、ごろ~んと竹皮で包まれた和菓子が出てきました。予想外の姿にびっくり。これ、どうやって食べるの?うーむと眺めると、親切にも箱の内側に説明文が載っているのを発見。思っていた以上に大きい「どら焼き」は、どうやら竹皮のまま輪切りにするようで…

えーっ、包丁で上手く切れるのかしら?なかなか丈夫そうな竹皮に見えますが。

何とか竹皮を破らないように気をつけて、約1.5㎝間隔の輪切りに成功。

ほぉほぉ、渦巻き状になっている焼き皮の様子がみてとれますね。思ったよりも薄皮だ!これを餡の芯に巻き付けるのは緻密さ、熟練の技術が必要でしょうね、きっと。ひぃ〰️、私のような大雑把さんには無理だわ。

巻物状『どら焼き』のおいしい食べ方

このまま食べても弾力ある焼き皮が美味しい『どら焼き』ですが、おすすめは熱して食べる方法。私は、オーブントースターで2~3分温めていただきました。表面がややカリッとして、中のこし餡がとろ~りとして絶品ですよ。

『どら焼き』食べ方プラン

  1. 温める(電子レンジや蒸し器で)
  2. 焼く(オーブントースターやフライパンで)※竹の皮は外して2センチくらいの輪切りにしてください。
  3. 揚げる(天ぷらにして)※竹の皮は外して2センチくらいの輪切りにしてください。
  4. 冷やす(ワインやウイスキーにも合います)

なぜ竹皮で包まれてるの?巻物状のわけは?

「どら焼き」の名は、鉄板の変わりに熱したお寺の銅鑼(どら)の上で焼いたことから由来しています。その始まりは江戸時代末期まで遡ります。五代目当主の笹屋伊兵衛が、京都・東寺のお坊さんから「副食となる菓子を作ってほしい」と依頼を受けて作られたのが、この巻物状の「どら焼き」。竹皮で包んだ状態のまま切って召し上がると、忙しいお坊さんが手を汚さず食べられるとの配慮のうえ、この形状が考案されたのです。竹皮で包まれているのは、竹皮に抗菌作用があるからなんですよ。

ちなみにお坊さんの副食として作られたため、卵を一切使わず作られた「どら焼き」となっています。 

販売期間は毎月3日間だけ

元々は東寺のお坊さんのために作られた「どら焼き」。その評判は町中まで広く行き渡りましたが、何せ手間隙かかる製法で大量生産は困難を極めます。そのため、販売日を弘法大師の月命日である「弘法さん」に合わせて、毎月21日のみとすることにしました。

1975年より販売期間を毎月20、21、22日と3日間に延ばし、オンラインショップでの予約販売も行っています。

参考:《笹屋伊織》オンラインショップ

今回ご紹介した和菓子店舗

《笹屋伊織》本店

住所:京都市下京区七条通大宮西入花畑町86

  • JR「京都」駅中央改札口から徒歩20分
  • 「七条大宮・京都市水族館前」停留所から徒歩1分

電話番号:075-371-3333

営業時間:午前9時~午後5時定休日火曜日

※どら焼の販売日(毎月20日・21日・22日)が火曜日にあたる場合は営業しております。代わりに23日が振替休日になります。

●12月1日~31日は繫忙期のため、カフェは休業とさせていただきます

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