【小暑】おすすめ和菓子『うす衣』《川端道喜》

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

7月6日より二十四節気【小暑】に入ります。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書

いよいよ本格的な夏の到来です。この頃から本格的な暑さが始まり【大暑(7月22日~8月7日頃)】で夏の暑さはピークを迎えます。【小暑】から【大暑】までの期間を暑気しょきと呼び、暑中見舞いを出すのもこの期間です。また、夏の季語では【小暑】から「晩夏」に移り変わります。

【小暑】の七十二候名称意味
初候 7月7日~7月11日頃温風至(おんぷういたる)雲の間から注ぐ陽がだんだんと強くなる頃
次候 7月12日~16日頃蓮始開(はす はじめて はなさく)蓮がゆっくりと蕾をほどき花を咲かす頃
末候 7月17日~22日頃鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす)5,6月に孵化した雛が巣立ちの準備をする頃

今回は夏の装いをモチーフとした美しい和菓子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみください。

『うす衣』餅皮製 小豆こし餡

『うす衣』《川端道喜》
▪︎販売価格:1箱5個入り 3,672円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎:こしあん(国内製造)、餅粉、砂糖/クチナシ色素
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 188kcal

刈安(かりやす)色の餅生地で小豆こし餡を包み『うす衣』の意匠としました。表面には薫風に揺れる笹の葉の焼印が施されています。薄く伸ばした餅生地はあんこの色が透けて見えるほど!涼やかな夏の装いを感じさせます。

実は、この両サイドから折り畳んで巻き上げるようにして小豆こし餡を包む技法は、ほかの季節の装いを表すこともあります。春は菓銘を『花衣』とし、春爛漫を思わす美しい淡紅色でお作りになっています。刈安(色)はより明るくエネルギーが感じられる夏の日差しを思わす色合いですね。

ひっくり返してみると餅生地の重なり方がよく分かります。ころんとしたフォルムといい、三角の生地といい、何とも妙味がある意匠ですね。シンプルながらも上質で口の中でするりと溶けていくかのような小豆こし餡は、歯切れのよい餅生地とも相性抜群です。

次回は秋。薄紫色した『唐衣』を待ちわびて…季節の移り変わりを織り込んだ見事な御菓子を堪能したいと思います。

コラム~初代道喜
室町時代の末期·応仁の乱など戦乱が続き天皇の食事もままにならない頃、道喜は塩餡のお餅を毎朝献上していました。天皇の朝の食事を御朝物、略して「お朝」といいますが、後柏原天皇が「御朝はまだか」とせっつかれたエピソードも残っています。
餅菓子の献上は後に「朝餉(がれい)の儀」として形式化し、明治天皇の東京遷都まで約350年ほども続きました。代々の道喜が献上の際に通った門は、今も京都御所建礼門の東百歩ほどの所に「道喜門」の名で現存しています。

今回ご紹介した和菓子店舗

《御粽司 川端道喜》

住 所  アクセス〒606-0847
京都府京都市左京区下鴨南野々神町2-12

地下鉄烏丸線 北山駅から424m
・地下鉄「北山駅」より徒歩2分
・地下鉄「松ケ崎駅」より徒歩7分
・JR京都駅・四条河原町から市バス(4号系統)「野々神町」停留所下車し、徒歩すぐ
電話番号075-781-8117
営業時間9:30~17:30 ※完全予約制
休業日水曜日(※8月は全休)

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