[京都·嵐山編]そうだ、子どもと着物旅行しよう

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

3月初旬、子どもと着物で巡る[京都·嵐山]観光に行ってきました。着物で不自由な子どもと体力の落ちたアラフィフの旅なので今回も行き先は「嵐山」1ヶ所のみ、無理は禁物です。母は自宅から着物姿、子どもは嵯峨嵐山駅より徒歩9分の「Wakamurasaki」さんでレンタルすることにしました。只でさえ事前予約で1,000円引きなのに、なんと!学割で500円引きしてくれるんです。しかも着崩れすることもなく快適に過ごせました(子どもも、前回より上手💕とご満悦)。

今回、嵐山散策でしたいことは5つ。このうち人力車は「恥ずかしい、ヤダァ」と子どもは言っていましたので、どうなることやら。

  1. 着物で嵐山散策、食べ歩きをする
  2. 子どもは現地で着物に着替える
  3. 天龍寺の庭園、雲龍図を拝見する
  4. 老舗和菓子屋さんで和菓子をいただく
  5. 人力車もしくはトロッコ電車に乗る

着物姿になってまず向かったのは老舗和菓子屋《老松》さん。ここは外せません。どちらに訪れようかと検索していたときに《老松》の嵐山店があることを発見したときは嬉しかったですね。嵐山周辺は甘味処も多いし、食べ歩きで映える御菓子が紹介されがちで意外と老舗和菓子屋さんは見過ごされます。《老松》さんの餡は絶品なのでみなさんにぜひ味わって欲しいところです。 ※《老松[茶房 玄以庵]》での様子はこちらの記事をご覧ください⏬

《老松》さんでは食べ歩き用に『いちごバターどら焼き』が販売されていました。思わず購入してしまいましたが、当日は食べられず翌朝いただくことに。それでも苺の風味&餡のおいしさが際立っていましたね。

さて、当日のスケジュールはこんな感じとなりました。

10:00 「Wakamurasaki」にて子ども着物レンタル
10:30 《老松》にて和菓子購入·[茶房 玄以庵]で御菓子&抹茶セットをいただく ※土産用和菓子も購入
11:20世界遺産[天龍寺·回遊式庭園]
12:30豆腐料理「松ヶ枝」にてランチ
13:30人力車30分コース [渡月橋~竹林~野宮神社~嵐山羅漢など]
14:00渡月橋散策
14:30「パンとエスプレッソと嵐山庭園」抹茶バターシュガークレープ購入
15:00 食べ歩き·周辺散策「% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)」「まめものとたい焼き」「キモノフォレスト」
16:00 土産購入「SNOOPY CHA-YA」&「京ばあむ」

世界遺産[天龍寺·回遊式庭園]

天龍寺は、後醍醐天皇の菩提を弔うため足利尊氏が夢窓疎石を開山(初代住職)として開基(創立者)しました。1994年に「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されています。平成9年(1997)、天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として加山又造画伯(1927~2004)によって法堂(はっとう)天井に描かれた「雲龍図」は見どころのひとつ。

庫裏の玄関に入ると、正面に置かれた大衝立の達磨図がお出迎えしてくれます。

床の間の掛軸も達磨でした。見れば見るほど味のある顔立ちをしています。

特別名勝指定されている曹源池庭園(そうげんちていえん)。大方丈の書院から眺める庭園は格別です。ゆったりと腰掛け、存分に情景を楽しむ人達がいらっしゃいました。桜の季節はさぞかし美しいであろうと思いますが、こんなにゆるりと眺めることはできなさそうな人出です。

こちらは若狭物外(わかさもつがい)画伯の雲龍図。庭園風景を映し出しているのも趣あっていいものです。

大方丈にて一般公開されている鈴木松年画伯の雲龍図。損傷が激しく一部の公開となっていますが、大迫力で見入ってしまいました。

法堂(はっとう)横の朱印所にて御守りや御朱印が拝受できます。子どもはおみくじがなくて残念そうでした。

[天龍寺]

住  所〒616-8385
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩すぐ
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩13分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩15分
電 話
Fax
075-881-1235(8:30 〜 17:00)
075-864-2424
参拝【諸堂(大方丈・書院・多宝殿)】
8:30 〜 16:45(受付終了16:30)
• 高校生以上:500円
• 小中学生 :300円
• 庭園参拝料に300円追加
■ 法堂天井[雲龍図]特別公開期間はホームページをご覧ください
御朱印◇法堂横の納経所
• オリジナル御朱印帳+手書き御朱印 1,500円
• 書き置き御朱印 300円

ランチは「天龍寺」拝観している最中に予約した「松ヶ枝」さんへ。渡月橋すぐそこの川沿いのお店です。「手打ち蕎麦 よしむら」さんと同じ敷地内にあり、こちらでは豆腐料理がいただけます。

食べ歩きするので控えめな湯豆腐料理コースにしましたよ。

豆腐料理「松ヶ枝」

住  所〒616-8385 
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3(京都市右京区嵐山渡月橋北詰め西二軒目)

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩3分
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩12分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩7分
電 話075-872-0102
営業時間11:00~16:00(土日祝は~16:30、観光シーズン10:30~17:00)
定休日1月1日

人力車に乗って嵐山散策しよう

《えびす屋》ホームページより

人力車、恥ずかしい💦と言っていた子どもも現地で楽しそうに乗っている人達を見て俄然、乗りたくなったもよう。お店の場所が分からなかったのでちょうど停車中の《えびす屋》の俥夫さんにお聞きし「渡月橋」辺りで乗車できることを教えてもらいました。嵐山30分コース/2人乗りで10,000也。外国人観光客が増えたこともありクレジット決済ができるようになったのが有り難かったですね。

私たちの俥夫さんはこの道13年のベテランさん。走りながらも名所案内してくれたり、子どもにクイズを出して楽しませてくれたりと、とても話し上手な方で快適なひとときを過ごすことができました。観光シーズンは何十キロと走るそうで大変なお仕事ですが、今は女性の俥夫さんも何名かいらっしゃるとか。桜シーズン前でも何台もの人力車とすれ違うぐらいでしたから、シーズン真っ只中は推して知るべし。安全確認も念入りになさるそうですよ。

「竹林の小径」へと向かう道は観光客でいっぱいでした。これは「竹林の小径」も人で溢れているのではなかろうか…という心配はご無用。人力車専用通路が設けられており、ゆったりと清澄な竹林を楽しむことができます。

源氏物語第10帖「賢木」に縁がある[野宮神社]。野宮はその昔、伊勢神宮にお仕えする斎王が伊勢へ行かれる前に身を清められたところです。黒木鳥居はクヌギの木の皮を剥かないまま使用する、日本最古の鳥居の様式となっています。

[竹林の小径]や[渡月橋]などでは写真撮影もしてくださいます。このダイナミックな写真は「5秒間、動かないでくださいね」と言われ、携帯カメラを下から上へ動かして撮影されたもの。色んな写真が撮れるよう研究されているさまに感心しきり。

行きたいけど場所が分かりにくいなぁと思って断念していた「パンとエスプレッソと嵐山庭園」も道中発見。風光明媚な嵐山を眺めながらゆったりと楽しむのもおすすめなお店です。情趣ある茅葺き屋根はぜひご覧いただきたいところ。

人力車を降車するとステッカーとご優待券のサービスがありました。優待券は3年間、全国の《えびす屋》さんで利用可能です。思いの外、楽しかったのでまた乗車したいですね。

人力車「えびす屋」京都嵐山店

住  所〒616-8385
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-24

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩4分
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩12分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩7分
電 話075-864-4444
営業時間9:30~日没(シーズンにより変動があります)
定休日年中無休

食べ歩きを楽しもう~[パンとエスプレッソと嵐山庭園][まめものとたい焼き][% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)]

人力車を降車して向かったのは、京都府指定有形文化財旧小林家住宅とその周辺建物を改装したお店「パンとエスプレッソと嵐山庭園」。文化財である茅葺屋根の民家旧小林家ではカフェ、古民家ではパンとクレープが楽しめます。

カフェは寒い時期は掘りごたつ仕様になっています。3時頃でものんびり過ごしながら寛ぐ人達がいらっしゃいました。桜や紅葉の季節はさぞかし美しい情景が楽しめそうですね。

パンとクレープが販売されている古民家も居心地良さそうな空間。京都らしく、万願寺とうがらしを使ったパンも並んでいましたよ。

注目したのは「抹茶バターシュガークレープ」。想像以上の大きさに仕上がりそうです。

バターたっぷり塗り、抹茶&シュガーを振るい5分ほどで出来上がりました。粗めのシュガーなのでザクザクした食感が楽しめます。バターの仄かな香りも食欲をそそります。子どもは嬉しそうに大きなクレープにかぶりついていました。

「パンとエスプレッソと嵐山庭園」

住  所〒616-8385 
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45-15

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩3分
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩12分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩12分
電 話075-366-6850
営業時間8:00~18:00
定休日不定休

次に向かったのは渡月橋すぐそばの「% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)」。厳選された豆と焙煎方法による味わい深いコーヒー、そしてバリスタ世界チャンピオン·山口淳一氏の華麗なラテアートが注目を集めるお店です。

15時頃訪れたときは行列でしたが15分ほどで注文できました。が、注文後、再度受け取りの列に並ぶんですね。こちらも10分ほどかかりました(その間に抹茶クレープを食べきる子ども(笑)。

強者は美しいラテアートと渡月橋との写真を撮ろうと蓋をせず店舗を後にしますが、着物では難易度高そうなので蓋を閉めて桂川のほとりでのんびりいただきました。

「% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)」

住  所〒616-8385 
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45-15

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩3分
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩12分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩12分
電 話075-366-6850
営業時間8:00~18:00
定休日不定休

京都を代表する老舗店舗が一堂に会した[嵐山 昇龍苑]のなかにある「まめものとたい焼き」へも足を運びました。お目当ては賞味期限1分の「あんバター」。ホカホカのたい焼きのあんこにバターが溶けるまでが一番おいしく食べられるのです。

使われているバターは「北海道日高バター」。その大きな塊りの中心部分だけを贅沢使い、フレッシュでミルキーな味わいを極限まで引き出したもの。つぶ餡のたい焼きにぐぃっとバターが差し込まれて完成です。ジュワッとバターが溢れ出すので食べるときはお気をつけくださいね。子どもは顔中バターまみれになってしまいました。

「まめものとたい焼き」嵐山本店

住  所〒616-8385 
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町40-8 嵐山昇龍苑1F

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩すぐ
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩10分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩10分
電 話075-354-6166
営業時間 10:00~17:00
定休日不定休

[キモノフォレスト]~土産購入「SNOOPY CHA-YA」&「京ばあむ」

さすがに色々食べ過ぎてもう何も入りません(笑)京福電鉄嵐山本線「嵐山駅」構内にある[キモノフォレスト]に足を向けましょう。京友禅の生地を纏ったポールがを林に見立て、訪れた人々を鮮やかな色彩の世界に誘う空間です。その数なんと!約600本。夜になるとライトアップがされ、それはそれは幻想的な空間に様変わりするそうです。まあ、着物好きな方は昼の艶やかさの方が好みかもしれませんねー。

[キモノフォレスト]の周辺はお土産に良さそうなお店がたくさん立ち並んでいます。その中でも目を引いたのは、華やかなバームクーヘンがデサインされた[京ばあむ]。代表銘菓の「京ばあむ」の試食を配っていて、まんまと子どもが引っ掛かりました。めちゃくちゃおいしいよ💕と目を輝かせていては購入せざるを得ません。

16時の時点では「嵐山限定パッケージ」は売り切れでした。限定パッケージを購入されたい方は午前中に買い求めることをおすすめします。

春限定パッケージも華やかでいいですね。こんなに大きなバームクーヘン食べきれないよと思っていましたが、翌日ペロリと子どものお腹におさまっていました。

「京ばあむ」嵐山店

住  所616-8384 
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20-25

□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩1分
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩10分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩12分
電 話075-366-6366
営業時間10:00~17:00
定休日年中無休

思わず「かわいい💓」と声を上げてしまう[SNOOPY CHA-YA]もお土産におすすめです。嵐山をモチーフにしたタペストリーや小物。西陣織で作られたスヌーピーや九谷焼の銘々皿、抹茶茶碗など日本情緒ある品物も多くありました。

この九谷焼の銘々皿は最後まで買おうか悩んだもの。また、次回のお楽しみにとっておきましょう。

「SNOOPY CHA-YA」京都嵐山店

住  所〒616-8385 
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町22-1
Google map
□ 京福電鉄「嵐電嵐山」駅から徒歩3分
□ JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅(南口)から徒歩10分
□ 阪急嵐山線「阪急嵐山」駅から徒歩12分
電 話075-366-8778
営業時間10:00~18:00
◇【冬時間】12/6~3/5:10:00~17:30
※状況により営業時間が変更になる場合がございます
定休日不定休

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