【上巳の節句】と華やかな《川口屋》さんのひな祭り和菓子

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

3月3日はひな祭りですね。【上巳(じょうみ、じょうし)の節句】もしくは【桃の節句】といい、五節句のうちのひとつになります。

古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。縁起がよい反面悪いことにも転じやすいという考えから、お祝いとともに厄祓いもする習わしがあります。

五節句とは

  • 1月7日 人日(じんじつ)の節句《七草の節句》
  • 3月3日 上巳の節句《桃の節句》←今回はここ
  • 5月5日 端午の節句《菖蒲の節句》
  • 7月7日 七夕の節句《笹竹の節句》
  • 9月9日 重陽の節句《菊の節句》

今回は《川口屋》さんの雅やかな上生菓子を2点、ご紹介したいと思います。

『三段の色紙(さんだんのしきし)』

『三段の色紙(さんだんのしきし)』

  • 1個330円
  • かるかん製&備中餡
  • 賞味期限2日
  • 販売期間:2月24日~3月3日

お雛様の菱餅を意匠とした一品。桃色と草色がかるかん製、真ん中の生成(きなり)色が備中餡で出来ています。ほわっと軽やかでモチモチのかるかんと、上品な甘さの備中餡が絶妙なおいしさ。蓬が練り込まれた草色のかるかんの風味に、春の訪れを感じます。

参考:「かるかん」ってなぁに?と思われた方は、和菓子の製法~『かるかん製』へ。

「菱餅」の三色の意味

  • 桃:不老長寿、魔除け、先祖を尊ぶ
  • 白:清浄、健康、残雪
  • 緑:穢れをはらう

昨年は売り切れで食べ損ねちゃったんですよねー。なので今年は予約しました。受け取りに行った午後2時頃には、店頭の上生菓子がひとつ残らずなくなっていたのにはびっくり!ひな祭り和菓子期間中は、予約しておくことをおすすめいたします。

『引千切(ひちぎり)』

『引千切(ひちぎり)』

  • 1個360円
  • よもぎ入り餡&練り薯蕷きんとん製道明寺芯
  • 賞味期限2日
  • 販売期間:2月24日~3月3日

こんもりした華やかなきんとんに、目がくぎ付けなんです💖きんとん製の『引千切』は数あれど、ナンバーワンは《川口屋》のもの!と言い切りたいぐらい。初めて食べたときは感動いたしました。

こんもりしたきんとんをアップで撮影。繊細なきんとんが美しいこと、この上なし✨

中はもっちりした道明寺です。

何故こんな不思議なかたちをしているの?と疑問に思われた方は、引きちぎってでもおもてなし、ひな祭り和菓子『引千切』をご覧くださいませ。

今回ご紹介した和菓子店舗

《川口屋》

名古屋市中区錦3-13-12

地下鉄「栄」駅から徒歩約4分

営業時間 9:30~17:30

定休日 日曜日・祝日・第3月曜日

電話番号 052-971-3389(予約可)

今年は《亀広良》さんのひな祭り和菓子もいただきました。薯蕷製の『立雛』と京こなしきんとん製の『引千切』です。《亀広良》さんの『引千切』は、土台の部分が貝のように曲線になっているのが特徴ですね。

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