こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
「桜餅」に関東風と関西風のものがあるのをご存知ですか?餡を焼いた薄皮の餅でくるみ桜葉で包んだものを関東風、道明寺を桜葉で包んだものを関西風と、地域によってスタイルが違います。関東風の桜餅を『長命寺』と呼ぶこともあるんですよ。
『長命寺』の由来についてはこちらの記事を読んでいただくとして
同じ菓銘でも、地域によって違うなんて面白いですよね。ここ愛知では、関西の流れを汲んで「道明寺」タイプを見かけることが多いです。子どもの頃、

桜餅のつぶつぶ感、おいしいよねー❤️
とムシャムシャ食べていたので、大人になって「長命寺」タイプを知ったときは驚きました。

愛知の老舗《両口屋是清》さんでは毎年、紅白2色の「道明寺製」と「ういろう製」の2パターンの『桜もち』を販売されています。「ういろう製」は名古屋ならではの発想ですね。
「道明寺製」のものはいつもいただくので、今回は趣向を変えて「長命寺」タイプのものを購入してみました。
愛知では珍しい長命寺タイプの『桜もち』

『桜もち』《川口屋》
- 1個320円
- 焼き皮製こし餡
- 賞味期限2日
- 特定原材料等:卵
しっとりとした大きめの桜の葉2枚に包まれた焼き皮製の一品。桜の葉が大好きなので、大きめなのは大変嬉しいですね💕「塩味を少なくしたいときは、葉っぱを1枚外してお召し上がりください」とのことですが、大好物なのでこのままいただいちゃいます。
中の焼き皮は薄桜(うすざくら)色、春の彩りです。写真だと色合いが上手く撮れなくて残念至極!うっすら透ける餡に、焼き皮の薄さが見てとれますね。薄皮でももっちり感があり、さらりとした餡との相性抜群。桜の葉のシャキシャキした食感も塩気もおいしい…「長命寺」タイプも良いですねー✨

なお、道明寺製の桜餅も3月半ば頃に登場予定。こちらは『桜玉』という菓銘だそうです。桜の葉で包むのではなく、桜の塩漬けを道明寺製こし餡の上に乗せた一品になります。
今回ご紹介した和菓子店舗
《川口屋》

住所:愛知県名古屋市中区錦3-13-12
地下鉄「栄」駅から徒歩約4分
営業時間 9:30~17:30
定休日 日曜日・祝日・第3月曜日
電話番号 052-971-3389(予約可)
《川口屋》さんはこんなところ。ぜひ、一度訪れてみてください✨
コメント