梅雨の季節に食べたい和菓子『五月雨』『水あやめ』

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今日は、子どもの学校からも【大雨警報が出た場合のお知らせ】が来る程の天候でしたね。通勤電車内でも、一斉に【土砂災害警報】のアラームが鳴り出し騒然としました。

和菓子は乾燥が大敵なので常温保存が基本なのですが、この時期は注意していないと美味しそうな上生菓子にカビが生えていたなんて、悲しいめに合うこともあります。特にういろう製は、水分量55%もある和菓子なので要注意!葛製も味が落ちやすいので、買ってすぐ食べたいものですね。

参考:和菓子の製法~『ういろう』編

ネット注文だと、冷凍配送される上生菓子もあるので、すぐ食べない分は冷凍保存するのも一つの方法ですが…味が多少落ちるのは否めないかなぁ。

五月雨とは「梅雨」の別名

五月雨(さみだれ)とは旧暦5月に降る長雨のことで、「梅雨」のことを指します。旧暦5月は今の暦でいうと、5月下旬から7月上旬辺りなので、まぁ5月下旬の梅雨もあり得る範囲といえるのでしょうね。(でも、今年は早すぎる…)毎年、レインシューズを買うかどうか悩みますが、スニーカーよりも転びやすそうで手が出せません。

ちなみに、五月晴れは梅雨の晴れ間のことをいいます。

こなし製『五月雨』の和菓子

『五月雨』こなし製《両口屋是清》

5月後半に店頭に並ぶ定番商品。わぁ、今年もあった!と嬉しい気持ちになる一品です。

青緑の細やかなグラデーションのこなしに斜めの筋をつけ、錦玉でコロンとした雨粒を演出しました。まるで、雨粒が葉っぱを流れ落ちるなか、2粒だけコロコロと転がって遊んでいるかのような風情にも見えますね。

2粒の錦玉の位置によって、風情が変わるのも一興。

この錦玉が零れ落ちないように持ち帰るのも、至難の技です(笑)

葛製『水あやめ』の和菓子 

『水あやめ』葛製《和の菓さんのう5月の上生菓子セットより》

雨に濡れてキラキラしているアヤメの美しさを、透明感のある葛製で表現しました。中の餡が、白餡と小豆こし餡の二層になっていて黒文字を入れたときの風情も楽しめる一品です。

ひとくちメモ

  • 口に入れたとたん広がる葛の美味しさ。
  • 見た目もぷるぷるで、葛の新鮮さが感じられる。
  • さらっとした白餡と、それより少し濃い小豆こし餡のバランスが良い。

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