京の老舗名品展で購入した和菓子セット『都の秋』《末富》

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

JR名古屋高島屋にて開催されていた第21回 京の老舗名品展 ー京菓子・料理ーへ行ってきました。

お目当ては《京菓子司 末富》の上生菓子ですが、販売開始時間が押したので他のお店も覗いてみましたよ。

美しい装飾が施された桐箱を扱う《箱藤(はことう)商店》さん⏬

桐のたまご箱はキュートですね。

半生菓子・上生菓子を数多く取り揃えている《鶴屋吉信》さん⏬

高島屋限定の『栗みやび』は、2017年京都展でイートインにていただいた一品。ちょっと懐かしかったですね。

目を喜ばせる京工芸、京菓子・京料理など目白押しでした。なかなか京都まで足を運べなくなった昨今。京の老舗名品展で、少しでも空気を感じられて嬉しかったです。

入荷数が少ないのか京都展でいつも買いそびれていた《京菓子司 末富》さんの上生菓子、今回は無事購入することができました。さっそく、いただくことにいたしましょう。

秋を彩る和菓子『都の秋』

『都の秋』《京菓子司 末富》

  • 1箱3個入り 1,674円(税込)
  • 販売期間:10月12日~10月17日  ※12日~16日は正午、17日14時から販売
  • 賞味期限:当日中

左から順に『龍田姫』『深山の錦』『山土産』。情趣あふれる菓銘の3品です。色合いもはんなりしてて京菓子っぽい仕上がり。では、ひとつずつ見ていきましょう。

『山土産(やまづと)』

  • 1個594円(税込)
  • 薯蕷製小豆こし餡 新栗入り
  • 原材料:砂糖・小豆・栗・米粉・山芋・馬鈴薯澱粉
  • 特定原材料等:やまいも

こし餡の中心に新栗を据えて、くるりと薯蕷生地で巻いた一品です。山里からの贈り物を表した菓銘『山土産(やまづと)』。栗がポイントの御菓子になります。同じ菓銘でこなし生地に栗の一粒を包み込んで、栗の形に仕上げたものもあります(《鶴屋吉信》さんの『山づと』がこのタイプだったかも)。

ふんわりした薯蕷生地が、食感といい仄かな甘さといい、上質で美味しいですねぇ✨《末富》さんの薯蕷を初めて食べましたが感服いたしました。薯蕷がおいしい和菓子屋さんは間違いなし!なんですよ。

『深山の錦』

  • 1個540円(税込)
  • きんとん製小豆こし餡
  • 原材料:砂糖・小豆・手芒・白小豆/食用色素
  • 特定原材料等:なし

赤・黄・緑で彩られたきんとん製の一品です。秋が深まり、緑から艶やかな紅葉へと色づく情景を表しました。きんとん製は華やかでいいですね。

柔らかでありながら崩れにくい固さに仕上がっています。中は小豆こし餡。きんとん餡との甘みに濃淡があり、しっかり和菓子を食べたなぁという満足感が得られます。抹茶によく合いますね。

『龍田姫』

  • 1個540円(税込)
  • 薯蕷製小豆こし餡
  • 原材料:砂糖・小豆・米粉・山芋・馬鈴薯澱粉
  • 特定原材料等:やまいも

竜田山を彩る紅葉の美しさから、紅葉を赤く染める女神「龍田姫」を意匠とした一品です。薯蕷生地の表裏を赤・黄に染めて、色づく楓に見立てました。中に薄く小豆こし餡が挟まれています。控えめな餡が、薯蕷の美味しさを存分に引き立ててくれています。

ちなみに「龍田姫」は、春を司る「佐保姫」と対をなす女神なんですよ。

今回ご紹介した和菓子店舗

《京菓子司 末富》本店

  • 住所:京都市下京区松原通室町東入
  • 電話番号:075-351-0808
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:日曜日・祝日

【ご注意】連休・年末年始などは営業日・営業時間を変更する場合がございます。 変更の場合はお知らせに掲載しておりますのでご確認ください。

《京菓子司 末富》JR名古屋髙島屋店

  • 住所:名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 和菓子売り場
  • 電話番号:(052)566-1101
  • 主菓子(生菓子)取扱日:木曜日

※主菓子(生菓子)の取り扱いがない日もございますので、店舗までお問い合わせください。

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