移転した《万年堂》さんへ行ってきました。『女郎花』『磯辺』~夏から初秋の和菓子

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

覚王山にリニューアルオープン(6月23日)した《万年堂》さんに、ようやく行ってきました。

参考:移転前のお店の様子は、そうだ!和菓子屋へ行こう~《万年堂》編

以前も新栄町駅そばで分かりやすい場所でしたが、移転先も覚王山・日泰寺参道通りと好立地にあります。…方向音痴なので、助かります~。

覚王山駅①番出口を出て日泰寺方面に歩いていくと、ちょうど《えいこく屋》さんの向かい辺りにお店が見えてきます。この通りは、カフェや雑貨屋など面白そうなお店が立ち並んでいるので散歩に最適ですよ。

今回は、久しぶりに《万年堂》さんの和菓子をご紹介したいと思います。

『女郎花』きんとん製つぶ餡

『女郎花』1個378円 賞味期限1日《万年堂》

黄色い小花をたくさんつける『女郎花(おみなえし)』を、細やかなきんとん製で表現した一品です。

女郎花は【秋の七草】として万葉集に詠まれ、その美しさから「源氏物語」にもたびたび登場する花になります。

秋の野に 咲きたる花を  指折りかき数ふれば  七種(ななくさ)の花   

萩の花 尾花葛花 撫子の花  女郎花また藤袴  朝貌(あさがお)の花

『万葉集』山上憶良

ちなみに『朝貌(あさがお)の花』は、アサガオではなく桔梗を表しているといわれています。

「春日大社」参道には、こちらの歌碑があるそうなので、一度見に行きたいなぁと思っています。

ひとくちメモ

  • 繊細な2色のきんとん。固さは柔らか過ぎず、銘々皿に移す時にも崩れることはない。
  • 《万年堂》さん特有の濃厚な味わいの餡。
  • 春に比べると、やや甘みがやさしい。夏用に少しあっさりした後味にしているのかも?

『磯辺』焼き皮製つぶ餡

『磯辺』1個378円 賞味期限2日《万年堂》

やわらかな黄色の焼き皮に漁網の焼き印で、夏の磯辺の様子を表現した一品です。

中のつぶ餡は食べごたえを感じる固さで、しっかりと焼かれた皮ともよく合います。あっさりとした餡で、いくつでも食べられちゃいそうな味わいです。どら焼きが近い食感かな。日常的なオヤツとして召し上がっていただけそうですよ。

おまけ♪商品ラインナップ

上生菓子は5種類、《万年堂》のロゴが入った銘々皿に見本として置いてあります。店内は広々としていてゆっくり選ぶことが出来るし、御菓子の質問も丁寧に店員さんが答えてくださるので有り難いです。

ほんとは『桔梗』はもう終わりで、餡が出来次第『銀杏』に変わる予定だとイラスト見本を見せて説明してくださいました。そう言われると『桔梗』も購入する?と一瞬迷いましたが、2つ購入した後でしたので断念!

上生菓子が5種類もあるので、なかなか半生菓子・干菓子購入までは至りません。季節が変わってからかなぁ…

今回ご紹介した和菓子店舗

《万年堂》

住所:名古屋市千種区山門町2丁目34番地 

地下鉄 東山線 「覚王山」駅1番出口より徒歩3分

電話:052-753-3311

営業時間:午前9時~午後5時30分

定休日:火曜日

(縁日の21日が火曜日の場合は営業し、翌水曜日が定休日となります)

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