『鼓動』~一番最初に出会った《和の菓さんのう》の和菓子

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

毎月楽しみにしている《和の菓さんのう》さんの季節の上生菓子セット。現地に行ってみるまでは何が入っているか分からないのですが、今月は何と!『鼓動』が入っていました。嬉しいー💓テンションが上がっている理由は、私が初めて《和の菓さんのう》さんに出会った時に購入した和菓子の一つだからなんですよ。

ラシック(名古屋市中区)にnew openしたセレクトショップで、期間限定のコラボ和菓子を販売されていました(オシャレな洋服や小物の一画にある和菓子はインパクト大でした)。これが、2018年9月のこと。もう、4年も経つんですね。そのときは驚いたフリーランスの和菓子職人という形態に、もう何の違和感を覚えなくなりました(笑)。

2021年11月20日放映された「マツコ会議」で《和の菓さんのう》さんがご出演された際に、最初は驚いていたマツコさんが最後に仰った言葉が的確でしたので、こちらにも残しておきます。和菓子の世界が、けっして画一的でないことを知ってもらえたらなぁと思っています。

私たちは、何百年もかけて完成されたものを見てそれをすべてだと思っている。けど、和菓子も最初は今のようではなかったはず。少しずつ変わっていって(和菓子文化は)生き残っている。

だから、結構なことをしても平気。こういう人達がめちゃくちゃすればいい。そうやって(時代の風潮に合わせて)和菓子は生き残ってきた、何百年も。

『鼓動』~4年ぶりに再会した和菓子に感動

『鼓動』《和の菓さんのう》

  • ローズヒップと蜂蜜の錦玉羹
  • 賞味期限:2日
  • 特定原材料等:なし

お茶席だと抹茶に合わせるので、香りがあるものは素材として使いにくいのですが…《和の菓さんのう》さんのコンセプトは「(お茶席に馴染みのない)一般の方にも楽しんでいただける和菓子」なので、革新的な素材も何のその!

ローズヒップの香りと甘酸っぱさに、心安らぐ一品です。艶やかな赤と透明感溢れる錦玉羹に、二粒の白の練りきり。プリっと弾力のある錦玉羹を食べ進めていくと、練りきりのなめらかな舌触りに出会えます。えもいわれぬ高揚感を覚えますねー❤️ちなみに半分に切れているのは、元々のデザインです。

アングルを色々変えて撮影してみました。まずは、少し斜めで。

クリアな画が撮れましたね。光の入り具合が変わるだけで、錦玉羹の透明感が増したように感じます。赤の錦玉羹の模様は、見れば見るほど不思議な感覚がします。菓銘が『鼓動』なら、赤は血潮で模様は血管!?と、和菓子には似つかわしくない発想をしてしまいました。しまったなぁ…、三納さんにお聞きしてみれば良かった。久しぶりに出会った和菓子に胸を高鳴らせ、肝心なことを聞きそびれました。残念至極。

お次は、上からも⏬

何だか可愛らしい印象です。ぷかりぷかりと浮かぶ白の練りきりが、心地よく遊んでいるかのように見えますね。

続いて、光の加減を変えて真横から⏬

錦玉羹に浮かぶ白の練りきりがフワーッと広がり、一気に幻想的な雰囲気になりました。下からの光が、まるで生命誕生のシーンを演出しているかのよう。赤の錦玉羹がシックな色合いで、模様もくっきりと見えます。このアングル、好きです✨

今月の季節の上生菓子セット内容

左上から時計回りに

  • 『鼓動』ローズヒップと蜂蜜の錦玉羹
  • 『宵花火』練りきり製小豆こし餡
  • 『もらい水』羽二重餅製つぶ餡
  • 『向日葵』きんとん製道明寺芯
  • 『桔梗』ういろう製白あん
  • 『夏夜』ほうじ茶みぞれ羹大納言鹿の子豆

1箱6個入り 3,200円

今回ご紹介した和菓子職人

フリーランス和菓子職人《和の菓さんのう》

定期販売

  • 名古屋星ヶ丘テラス 毎月第2火曜日・第3日曜日 
  • 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第4水曜日

インスタグラムで予約可

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