十三夜【後の月(のちのつき)】と「月うさぎ」モチーフの和菓子

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

本日10月18日は、十三夜(【後の月(のちのつき)】)ですね。旧暦9月13日の十三夜は【中秋の名月(十五夜)】に次いで美しい月がみられる日とされ、食べ頃を迎える栗や大豆をお供えすることから【栗名月】とも呼ばれています。十五夜と十三夜の月見はセットとして考えられており、片方の月しか見ない「片月見」は縁起が悪いものとしてされていたそうです。

今年の【中秋の名月】は悪天候で美しい月は望めなかったのですが、おいしい和菓子でお祝いはしたのでよしとして…残念ながら今宵も美しい月は雲隠れ、十三夜も和菓子を食べ食べゆるりと過ごすことにいたしましょう。

【中秋の名月】では「すすき」モチーフの和菓子をご紹介しました。

参考:中秋の名月と『薄(すすき)』モチーフの和菓子

今回は「月うさぎ」モチーフの和菓子をみてみましょう。

『月うさぎ』焼き皮製備中餡

『月うさぎ』《川口屋》
▪︎販売価格:1個330円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間

柔らかそうな焼き皮に、上品な甘さの備中餡。にょきっとした2本の焼き印でうさぎに見立てた一品です。

「備中白小豆」とは
岡山県備中地域で栽培される希少性の高い豆。独特な風味とあっさりとした舌触りで、高級餡として使用される。

ちょうど2本の耳の辺りに黄色の餡がほんのり透けてみえ、まるで月明かりを浴びたうさぎのような雰囲気を醸し出しています。

ひとくちメモ

◇もっちりとした餅製の焼き皮。薄いわりに存在感がある。ほんのり甘い。
◇中は、岡山県産備中白小豆餡。なめらかで焼き皮との相性もよし。
◇上品であっさりとした味わいに、もうひとつくらい食べられそうと思ってしまう。

『お月見うさぎ』薯蕷饅頭

『お月見うさぎ』《鈴懸》
▪︎販売価格:1個432円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎栄養成分表示:1個あたり 103kcal

ふんわりとした薯蕷生地に焼き印、きゅっと丸まったうさぎの形を意匠とした一品です。今にもぴょんぴょん跳ね出しそうな可愛らしさに満ちていますね。中の餡が凝っていて、こし餡と栗きんとん餡の二層になっています。餡の記載を見たときに、これぞ【栗名月】にふさわしい上生菓子だわ✨と感激いたしました。

ひとくちメモ

◇薄皮の薯蕷がしっとりしてて美味しい。
◇中は栗きんとん餡をあっさりとしたこし餡が包んでいる二層構造。
◇栗きんとんの味わいが口いっぱいに広がる。風味もよい。

今回ご紹介した和菓子店舗

《川口屋》

住 所 〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦3-13-12

・名古屋市営地下鉄「栄」駅から徒歩約4分
電話052-971-3389
※御菓子の予約は1個からお電話にて承っております。
営業時間9:30~17:30 
休業日日曜日・祝日・第3月曜日

《鈴懸》本店

住  所〒 812-0026
福岡市博多区上川端町12番20号ふくぎん博多ビル1階  (google map)
福岡市地下鉄「中洲川端駅」91m
・福岡市地下鉄「中洲川端駅」5番出口からすぐ
電 話092-291-0050
営業時間【菓舗】9:00~19:00/【茶舗】11:00~19:00(L.O.食事18:00、甘味18:30)
定休日1月1日・2日

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