7月に食べた和菓子9選【2024年】

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

7月もたくさん美味しい和菓子に出会いました。一挙紹介といきましょう。

『伯耆坊(ほうきぼう)』求肥製

『伯耆坊(ほうきぼう)』《彩雲堂》
▪︎販売価格:1個216円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より10~15日間
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、米粉、水飴、麦芽糖、寒天、砂糖結合水飴、澱粉/酵素(大豆由来)
▪︎特定原材料等:大豆
▪︎栄養成分表示:1個(32g)あたり121kcal

ユニークな意匠に興味を惹かれ買い求めた『伯耆坊(ほうきぼう)』。求肥×小豆のシンプルな構成ながら満足度の高い一品です。日持ちもしますのでお手土産などにされるのにも適しています。形のユニークさに話題になること間違いなしでしょう。

日本三大和菓子処·松江に店を構える《彩雲堂》さんの和菓子は何れをとっても太鼓判のおいしさ。それに加えて遊び心もあって、ご贔屓にしている老舗和菓子屋さんのひとつです。今年は創業150周年ということで記念イベントもなさっています。松江に遊びに行かれる方はぜひ本店まで足をお運びください。現代の名工がお作りになる上生菓子をいただくこともできますよ✨

『くずきり』葛製

『宝達葛くずきり』《加賀藩御用菓子司 森八》
▪︎販売価格:1本(くずきり95g·黒蜜20g) 411円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より60日間
▪︎原材料名:
【くずきり本体】砂糖(国内製造)、還元水飴、寒天、葛(宝達葛100%)/ゲル化剤(増粘多糖類)、pH調整剤
【黒蜜】黒糖蜜、黒砂糖(沖縄産100%)
▪︎特定原材料等:小麦粉
▪︎栄養成分表示:1本(115g)あたり
117kcal

“くずきり”って今まで食べたことがなかったのだけどこんなにおいしかったのか…と、認識を改めることになった『宝達葛くずきり』。ぷるるんとした弾力に冷やっこい舌触り、つるりとした喉ごし…夏に食べたいNo.1和菓子ではなかろうか。一番最初に食べた「くずきり」が上等すぎて、そんじょそこらの「くずきり」では満足しないのでは?と思わすほどの味わいです。

ちなみに、ところてんのように「くずきり」を突いて出すのも面白かったですね。

『うす衣』餅皮製 小豆こし餡

『うす衣』《川端道喜》
▪︎販売価格:1箱5個入り 3,672円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎原材料名:こしあん(国内製造)、餅粉、砂糖/クチナシ色素
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 188kcal

刈安(かりやす)色の透けるような餅生地に心惹かれ買い求めた『うす衣』。餅菓子に定評ある《川端道喜》さんの御菓子ですから期待が高まります。口に入れると餅菓子の旨さも然ることながら、小豆こし餡も絶品。《川端道喜》さんのあんこは虜になるおいしさです。

『れもん松露』半生菓子·松露製

『れもん松露』《京菓子司 亀屋友永》
▪︎販売価格:1箱16個入り 1,188円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より14日間(常温)
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、白餡、水飴、レモン、寒梅粉/クエン酸、着色料(青1号、黄4号)
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり 332kcal

コロコロした愛らしい見た目に和菓子売り場でノックアウト!「松露」は今まで眼中になかった半生菓子でした。ところが『れもん松露』のおいしさに出会って認識を改めることに。さすが、日本三大和菓子処·京都でさまざまな「松露」を販売されているだけあります。四季の移ろいを映し出した《亀屋友永》さんの「松露」。今後も折を見て食べたいと思います。

『水仙ちまき』葛製

『水仙粽』《川端道喜》
▪︎販売価格:1束5本入り 3,901円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、吉野葛
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1本(58g)あたり 93kcal

なんて美しいのでしょう…

ようやく食べることが叶った《川端道喜》さんの代表銘菓『水仙ちまき』。JR名古屋高島屋では月に何回か《川端道喜》さんの御菓子を入荷されるのですが、なかなか「道喜粽」に出会うことはありません。今回は【祇園祭】に合わせてでしょうか。『水仙粽』と『羊羹粽』の両方が販売されていました。が、お値段もしますし、何より5本×2は多すぎますので『水仙ちまき』のみとしました。いつかは『羊羹粽』も食べてみたいものです。

『阿波ういろ』ういろう製


『阿波ういろ』《菓遊 茜庵》
▪︎販売価格:1個195円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より14日間
▪︎原材料名:小豆(北海道産)、砂糖、小麦粉、もち粉、寒天、和三盆糖、塩/トレハロース、加工澱粉、グリシン、酵素
▪︎特定原材料等:小麦粉、乳成分
▪︎栄養成分表示:1個あたり105kcal

弾むゴム毬、そんなイメージの弾力が特徴の『阿波ういろ』。「名古屋ういろう」の元で育ってきたので、同じ「ういろう」の名を持つ御菓子にこんなにも違いが出るなんて思いもしませんでした。

江戸幕府11代将軍の頃(寛政年間1789~1800年)、徳島藩にサトウキビの栽培が伝わり「阿波和三盆糖」が作られました。それを祝って旧暦3月3日の節句に藩主や領民がういろうを食べたことが「阿波ういろ」の始まり

『水の彩·青梅』『水の彩·蜜柑』和風ゼリー

『水の彩·青梅』『水の彩·蜜柑』《彩雲堂》
▪︎販売価格:1個216円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より30日間
▪︎特定原材料等:【蜜柑】オレンジ
▪︎栄養成分表示:
 ◇【青梅】1個40gあたり 49kcal
 ◇【蜜柑】1個40gあたり 43kcal

さっぱりといただける夏の涼菓『水の彩』。硬度19度の超軟水「さひめの泉」を使った和風ゼリーですのでまろやかな味わいに仕上がっています。

「青梅」と「蜜柑」の2種類を贅沢に食べ比べ。梅好きなので「青梅」だけ2個購入しました。食べた後、もうひとつある!って嬉しいものですね✨

『小車羹』煉羊羹&錦玉羹

『小車羹(おぐるまかん)』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個476円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、手芒豆、還元水飴、蓮根、福白金時豆、寒天/増粘多糖類
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 134kcal

牛車(ぎっしゃ)に見立てた蓮根を浮かべた錦玉羹&煉羊羹からなる『小車羹』。牛車=御所車といえば【源氏物語】での葵の上vs六条御息所の「車争い」を思い浮かべますが、あれは「賀茂祭」でのこと。五月十五日に行われる儀式ですので夏の時期には…と訝しく思っていたところ、どうやら藤原定家の和歌に基づく御菓子であることが判明しました。

炎天下でなかなか進まない牛の歩みに、砂塵を舞い上げ風が立つ。苦労する牛の足取りに、立ち起こる塵の風までも暑い夏の小車よ

『涼』栗みぞれ羹製 大納言鹿の子

『涼(りょう)』《和の菓さんのう》
▪︎販売価格:1個500円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、大納言小豆、道明寺、寒天、栗、小麦粉、餅米/トレハロース
▪︎特定原材料等:小麦粉

「菓銘をもつ生菓子(練りきり・こなし)」が登録無形文化財(令和4年10月)に認定されていることはご存知でしょうか。手のひらサイズの世界観で色んな風情をみせてくれる和菓子。今回《和の菓さんのう》の上生菓子は菓銘によって違う景色をみせてくださいました。

⏬今月の季節の上生菓子セット

左上から時計回りに
▪︎『清流』練りきり製 小豆つぶ餡
▪︎『宵花火』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『緑陰』本葛製 小豆こし餡
▪︎『朝顔』ういろう製 白餡
▪︎『銀河』ライチマスカット錦玉羹&小豆羊羹製
▪︎『露草』きんとん製 道明寺芯
1箱6個入り 3,200円(税込)

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