おすすめ和菓子『乃し梅』《乃し梅本舗 佐藤屋》

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今回ご紹介するのは文政四年(1821)創業の老舗和菓子屋《乃し梅本舗 佐藤屋》さん。《佐藤屋》八代目•佐藤慎太郎氏は「和菓子をちょっと自由に」をコンセプトに、伝統を重んじながらも和菓子×洋菓子の革新的な御菓子も展開されています。八代目の代表作『玉響たまゆら』は、白餡と寒天でチョコレートと生クリームをつないで作られた和の生チョコ。チョコレートの上には伝統銘菓『乃し梅』が乗せられています。こちらも興味津々ですが、まずは伝統銘菓の『乃し梅』をいただくことにいたしましょう。

『乃し梅』の成り立ち

1600年代の山形藩主•最上義光公の御殿医として招かれた小林玄端が長崎で会得したきたと云われる気付け薬が発端。

その後薬屋生まれの《佐藤屋》初代•松兵衛が菓子屋を創業し、伝承されていた気付け薬を受け継ぐ。江戸期は潰した梅に砂糖と葛粉を混ぜたものだった『乃し梅』は、代々試行錯誤のすえ薄く流した寒天を「干して乾燥させる」製法にたどり着き、明治初期に現在の菓子の形となった

元祖山形の伝統銘菓『乃し梅』

『乃し梅』《乃し梅本舗 佐藤屋》

  • 販売価格:1袋5枚入り 648円(税込)
  • 賞味期限:製造日より120日
  • 原材料名:砂糖(国内製造)、梅肉、水飴、寒天
  • 特定原材料等:なし
  • 栄養成分表示:1枚25gあたり 75kcal

長さ15cm ほどの竹皮を捲ると中から透き通るような金茶きんちゃ(色)の『乃し梅』が現れました。完熟梅の芳しい香りが食欲をそそります。シンプルな御菓子なだけに素材の良さが肝心。『乃し梅』に使われている梅は山形産の節田梅や白加賀など、酸味と香りがしっかりとした完熟梅だけを用いています。香りも然ることながら、つるんとした口当たりと程よい弾力が堪らない一品です。

ぺろんと剥がしてひと息に食べるもよし!ひと口サイズに切って少しずつ楽しむのもよし!色んな食べ方が出来ます。『乃し梅』単体でいただいても十分おいしいですが、チーズや餡をサンドして食べてもよろしいかと。お酒のおつまみや料理のアクセントなど、色んなアレンジをしてみても堪能できるのではないでしょうか。

今回ご紹介した和菓子店舗

《乃し梅本舗 佐藤屋》本店

住 所 〒990-0031 
山形県山形市十日町3-10-36  
山形蔵王ICより山形駅方面へ車で20分 山形駅から840m 
□山形駅より徒歩14分、車で5分
駐車場5台あり
電話番号023-622-3108
営業時間9:00~18:00
休業日元旦のみ

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