11月に食べた和菓子9選【2023年】

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

11月は【やっとかめ文化祭】で和菓子屋さん巡りをしたのでいつも以上にたくさんのおいしい和菓子と出会いました。一挙紹介といきましょう。

『円空大黒天もなか』最中皮 小豆つぶ餡

『円空大黒天もなか』《御菓子司 もち観》
·販売価格:1個130円(税込)
·賞味期限:製造日より6日間
·原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、もち粉(国産)、水飴、寒天
·特定原材料等:なし

見れば見るほどコミカルで親しみやすい姿をしている円空さんを型どった『円空大黒天もなか』。パリッと香ばしい最中皮と小豆つぶ餡がいい塩梅。縁起物のよい最中なので贈り物にされる方もいらっしゃるとか。

『銀杏餅』羽二重餅製 小豆こし餡

『銀杏餅』《京菓子司 末富》
·販売価格:1個627円(税込)
·販売期間:11月2日~11月末頃まで
·賞味期限:製造日より2日間
·原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、米粉、山芋、ぎんなん、馬鈴薯澱粉
·特定原材料等:やまいも
·栄養成分表示:100gあたり 269kcal

羽二重餅に透けてみえる梔子色(くちなしいろ)のぎんなんに野趣が感じられる『銀杏餅』。侘び茶を極めた千宗旦を偲んで作られる一品です。以前は『銀杏餅』を見ても季節のものだから和菓子に仕立てているのかなぁと思っていましたが、背景を知るとまた趣があっていただく楽しみがありますね。

『千鈴』干菓子

『千鈴』《きよめ餅総本家》
·販売価格:1袋6個入り 380円(税込)
·賞味期限:製造日より90日間
·原材料名:和三盆糖(国内製造)/着色料(赤3、赤105) 
·特定原材料等:なし
·栄養成分表示:1個(5g)あたり 18kcal

干菓子は上生菓子に比べて食べる頻度が減りますが、一粒でも満足感が大きいのも事実。小さな姿に世界観があって、すーっと口の中でほどけていくのが堪りません。

『千鈴』は【やっとかめ文化祭2023 和菓子企画】の対象商品で初めて手に取りましたが、菓銘の由来も響きも縁起がよくて差し上げものにも良さそうです。

『銀杏』大納言製 求肥&羊羹

『銀杏』《和の菓さんのう》
·原材料名:砂糖、大納言、小豆、白餡、もち粉、寒天、山芋/食用色素 赤3号·106号、黄色4号·5号、青1号
·特定原材料等:やまいも
·賞味期限:製造日より2日間

艶やかな大納言鹿の子をくるりと羊羹で巻いた一品です。羊羹の縁が若草色に染められているのが何とも雅やか。はらりと置かれた銀杏の練りきりがより引き立つ彩りですね。今年も和菓子作りをしましたが、こんなに小さな練りきりを扱えるなんて和菓子職人さんの技に脱帽です。

今月の季節の上生菓子セットはこちら⏬

左上から時計回りに
·『銀杏』大納言製 求肥&羊羹
·『山茶花』練りきり製 小豆こし餡
·『色づき』練りきり製 小豆つぶ餡
·『りんご餅』羽二重餅製 りんご餡
·『秋深し』胡麻きんとん製 道明寺芯
·『唐錦』練りきり製 ほうじ茶餡

1箱6個入り 2,950円(税込)

『深山路』かるかん製&上がり羊羹

『深山路』《京菓子処 梅屋光孝》
·販売価格:1棹1,400円(税込)
·賞味期限:製造日より7日間
·原材料名:砂糖、小豆、小麦粉、本蕨粉、伊勢芋、上新粉
·特定原材料等:小麦粉、やまいも

上がり羊羹とかるかん製でシンプルに構成された『深山路』。かるかんには独特な粘りときめ細やかな仕上がりになる伊勢芋が使われています。伊勢芋のやさしい甘みとふんわりとした香りがいいですね。上がり羊羹もなめらかで耳たぶほどの柔らかさ。棹菓子なのにするすると食べられる軽やかな味わいです。

『栗鹿の子』栗甘露煮&小豆つぶ餡

『栗鹿の子』《孝和堂本店》
·販売価格:1個320円(税込)
·賞味期限:製造日より2日間
·特定原材料等:なし

11月23日は【新嘗祭】なので「おはぎ」を召し上がった方も多いのではないでしょうか。「おはぎ」で定評のある《孝和堂本店》さんで見つけたのは『栗鹿の子』。餅を包んだ餡玉に栗の甘露煮がのっかった「おはぎ」のバージョンアップとも呼べるもの。艶々した栗って何でこんなに美味しそうに見えるのでしょう!

『初雁』黒糖葛製 百合根入り小豆こし餡

『初雁(はつかり)』《御菓子司 桔梗園》
·販売価格:1個300円(税込)
·賞味期限:当日中
·特定原材料等:なし

とろんと流れるような黒糖葛でなめらかなこし餡と蜜漬した百合根を包んだ『初雁』。風味豊かな黒糖と百合根のホクホク感がよく合います。天高く飛ぶ雁の姿を葛の透け感で表現している風流な一品です。

『亥の子餅』黒糖入り羽二重餅製 柿·栗·金ごま入り小豆こし餡

『亥の子餅』《一朶》
·販売価格:1個270円(税込)
·賞味期限:製造日より2日間
·特定原材料等:卵、ごま 

11月の「茶の湯」に欠かせない和菓子といえば『亥の子餅』。うり坊に見立てた縁起物の餅菓子です。毎年色んな和菓子屋さんの『亥の子餅』をいただきますが、中に何が入っているのかなぁと食べる楽しみがあるんですよね。《一朶》さんのは【やっとかめ文化祭】の和菓子屋さん巡りで初めて食べました。柿、栗、金ごまと豪華さも然ることながら餅生地がとってもおいしい。思ったよりもアクセスがいい場所でしたのでまた訪れたいと思っています。

『織部薯蕷』薯蕷饅頭製 紅餡

『織部薯蕷』《川口屋》
·販売価格:1個340円(税込)
·賞味期限:2日間
·特定原材料等:やまいも

【やっとかめ文化祭】の対象和菓子は焼き菓子2種でしたが、店頭に並んでいた『織部薯蕷』があまりに美味しそうだったので購入してしまいました。薯蕷饅頭はシンプルなだけに良し悪しが如実に出てしまうもの。ふっくらと艶々した生地はおいしさの証。「織部青」も美しく映えていますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました