3月に食べた和菓子9選【2024年】

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

3月もたくさん美味しい和菓子に出会いました。一挙紹介といきましょう。

『うぐいす餅』餅皮製 小豆こし餡

『うぐいす餅』《御粽司 川端道喜》
▪︎販売価格:1箱5個入り 3,402円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎原材料名:こしあん(国内製造)、餅粉、砂糖、青寿浜粉/クチナシ色素
▪︎特定原材料等:大豆
▪︎栄養成分表示:1個60gあたり 179kcal

春の和菓子の代表格『うぐいす餅』は餅×きな粉×餡とシンプルな構成なのに、各和菓子屋さんごとに意匠が違っていて面白いものです。《川端道喜》さんのは青寿浜粉(青大豆のきな粉)がうっすらとかかっていて趣ある意匠となっています。

「鶯餅と名付けよ」と秀吉が下賜(かし)したことが由来というのはあまりにも有名な話。秀吉のイマジネーション力の豊かさに脱帽です。

ひな祭り和菓子『桃がさね』浮島製

『桃がさね』《菓匠 清閑院》
▪︎販売価格:1個237円(税込)
▪︎販売期間:2月中旬~4月上旬
▪︎賞味期限:製造日より30日間
▪︎特定原材料等:小麦・卵・もも
▪︎栄養成分表示:1個(39g)あたり97kcal

行事和菓子はワクワクしますね。「ひな祭り」も男雛·女雛を型どった愛らしいものや昔ながらの菱餅など、さまざまな和菓子が店頭を賑わわせます。今回は「桃」をモチーフとした和菓子を選びました。春を思わす柔らかな色合いが重なり合った『桃がさね』。ふわりと桃香る浮島製に心地よい味わいを感じました。

『白鬚神社 ご長寿ぜんざい』

『白鬚神社 ご長寿ぜんざい』《とも栄》
▪︎販売価格:1個680円(税込)
▪︎内容量:ぜんざい180g×1袋 / 餅10g×2個
▪︎賞味期限:製造日より180日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:【ぜんざい】100gあたり 147kcal【餅】20gあたり 47kcal

小さな餅の焼き加減が分からず、思いの外膨らんでしまいました。これはこれでぷっくりしてて可愛らしいかもしれませんね。『白鬚神社 ご長寿ぜんざい』は冬が始まるころ購入したもの。いよいよ春本番!とはいえ、まだまだ肌寒い日もあります。寒暖差は身体に堪えるもの。小豆たっぷりのぜんざいでしっかりと温まりましょう。

『ライオンささらがた』焼き皮製 栗入り羊羹

『ライオンささらがた』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個 346円(税込)
▪︎販売期間:2024年3月20日(水・祝)~3月24日(日)
▪︎賞味期限:製造日より45日間
▪︎特定原材料等:卵、乳成分、小麦粉、大豆
▪︎栄養成分表示:1個あたり 83kcal

三越創業350周年、おめでとうございます。これまであまり気に留めなかった「ライオン像」の由来も今回初めて知ることになりました。それほど《両口屋是清》さんの記念和菓子『ライオンささらがた』が印象的だったということでしょう。

「ライオン像」の注文主は、三越百貨店の基礎を築いたとされる当時の支配人、日比翁助。その日比が百貨店開設の準備のため欧米を視察したときにイギリスで注文したものです。ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔の下の4頭の獅子像がモデルとされ、英国の彫刻家メリフィールドが型どり、バルトンが鋳造したものです。完成までに3年の歳月を要したこの仕事はイギリスの彫刻界でも相当な話題となりました。
原材料名砂糖(国内製造)、栗、小豆、卵、バター、還元水飴、小麦粉、植物油脂、寒天、はちみつ、脱脂粉乳、澱粉/トレハロース、乳化剤(大豆由来)、加工デンプン、膨張剤、増粘多糖類、セルロース、クチナシ色素

ややしっとりした焼皮製と栗入り羊羹の二層式で、食感や甘みのバランスがよい仕上がりになっています。

『羽二重餅』羽二重餅製 丹波春日大納言小豆つぶ餡

『羽二重餅』《京菓子司 松屋長春》
▪︎販売価格:1箱4個入り 1,275円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎販売場所:JR名古屋高島屋 B1F 銘菓百選コーナー
▪︎特定原材料等:卵
▪︎栄養成分表示:100gあたり 254kcal

《松屋長春》さんの代表銘菓『羽二重餅』をとうとう食べることが出来ました。売り場で最後の1箱を見事にGET!売り切れまでのあまりの早さに、手に入った喜びよりも唖然としてしまいました。

ふわっと押し戻す弾力が堪らない羽二重餅と風味豊かな丹波春日大納言小豆のつぶ餡の取り合わせは絶品!ぜひともリピートしたい逸品です。

『鳥羽玉(さくら)』桜餡玉

『鳥羽玉(さくら)』《京菓子司 亀屋良長》
▪︎販売価格:1箱6個入り 972円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より10日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 30kcal

コロンとした『鳥羽玉』は、ちょっと甘いものが食べたいなぁという時にぴったりな一品。漆黒の美しさに魅了される定番のものも捨てがたいですが、季節の味わいが楽しめる限定品も楽しいものです。桜の開花を待ちながら桜花をのせた『鳥羽玉(さくら)』をいただくのも乙なもの。

『桜餅』焼皮製 上がりあん

『桜餅』《御菓子 むらやきや》
▪︎販売価格:1個345円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦粉

昔なじみの道明寺製の『桜餅』もいいけれど、焼皮製も変わり種で楽しい…地域によって同じ菓銘をもつ『桜餅』が別の意匠のものが存在すると知ったのはここ数年のこと。東海地方は関西の流れを汲んで「道明寺製」が圧倒的に多い印象です。たまに焼皮製が食べたくなると《川口屋》さんのをいただくのですが、今回は初めて《むらさきや》さんのを買ってみました。焼皮がむちっとしてて美味しかったですね(《川口屋》さんの焼皮はやや薄めの仕上がり)。

『胡蝶の舞』きんとん製 道明寺芯

『胡蝶の舞』《和の菓さんのう》
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎原材料名:砂糖、白餡、道明寺、山芋/食用色素 黄色4号、黄色5号、青1号
▪︎特定原材料等:やまいも

黄檗(きはだ)と若草色のきんとんの明るさに淡紅色の蝶々をあしらう、和菓子職人さんの色彩感覚が光る一品です。《和の菓さんのう》さんのきんとん製は中が道明寺芯になっているので、あっさりとした味わいに仕上がります。甘いあんこが苦手な方でもするりと食べられちゃうのでは?と思っています。

ちょうど七十二候【菜虫化蝶(なむしちょうとなる)】と桐朋高校の卒業式答辞が話題になっていた絶妙なタイミングでいただきました。『胡蝶の舞』という菓銘の響きも素敵です。

⏬今月の季節の上生菓子セット

左上から時計回りに
▪︎『野辺の春』蓬羽二重餅製 小豆つぶ餡
▪︎『夢見草』練りきり製 小豆こし餡
▪︎『胡蝶の舞』きんとん製 道明寺芯
▪︎『花衣』ういろう製 さくら餡
▪︎『花筏』桜葉羊羹製 吉野羹
▪︎『筍』きな粉練りきり製 筍甘露煮入り 小豆こし餡
1箱6個入り 2,950円(税込)

『道明寺ういろ(草餅)』ういろう製

『道明寺ういろ(草餅)』《餅文總本店》
▪︎販売価格:1棹648円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より10日間
▪︎特定原材料等:小麦粉
▪︎栄養成分表示:1棹あたり 676kcal

限定と言われると食べたくなってしまいます。特に「草餅」は香りも清々しい味わいも子供の頃から変わらず大好きな和菓子のひとつ。棹ものはなかなか手をのばしにくいのですが、即決で買ってしまいました。期待に違わず絶品!来年も覚えていて、リピートしたいものです。

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