名古屋銘菓『ごっさま』に期間限定で抹茶味が出ました《美濃忠》～おまけ『水涼し』

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

先日、美しすぎる和菓子『瑠璃色の華』をご紹介しましたが、時を同じくして購入したのが今回取り上げる『ごっさま(抹茶)』です。

名古屋銘菓として名高い『ごっさま』ですが、期間限定の抹茶味があったなんて知らなかったですねー。もしかしたら気付かぬまま今までも季節限定の味があったのかしら？これからも『ごっさま』に注目していきたいと思います。

期間限定の抹茶味『ごっさま(抹茶)』

『ごっさま(抹茶)』《美濃忠》

ふんわりと弾力のあるカステラ生地の焼き皮に包まれた、しっとりなめらかな抹茶あん。ほっとするような懐かしい香りがする名古屋銘菓に、期間限定バージョンが登場しました。柔和な表情を浮かべた「ごっさま」の焼き印は、通常版同様。見てるこちらまで笑顔になれちゃいますね。

『ごっさま』の由来

尾張徳川家の藩祖・徳川義直公の夫人「高原院(春姫)」は、浅野家の出であることから【安芸御前】と呼ばれていました。【安芸御前=ごぜんさま】と敬称されたのが「ごっさま」へと転じ、いつしか名古屋弁で妻女を指す一般呼称となりました。

口に入れたとき感じるカステラ生地のモチッと感が絶妙で、太鼓判押したくなる一品です。抹茶あんも濃厚で、カステラ生地との相性も抜群！期間限定なのが惜しい味わいですね。通常の小豆こし餡同様、通年販売していただけないでしょうか、《美濃忠》さん。

『水涼し』《美濃忠》

盛夏、水嵩が増した河川に勢いのある水流で変わる水面の表情を写し取った一品です。真っ白な羽二重餅に、水紋を型どった焼き印を押しました。ふわふわの羽二重餅がやさしい甘みで和みます。対して、中の大納言つぶ餡はしっかりと主張する食感と濃厚な甘み。絶妙な取り合わせですね。

紹介文には「羽二重餅に水色を配し」とありましたが…うーん、水色…

店頭に飾ってあるものだと羽二重餅に色づく水色がはっきり見える状態だったのに、買い求めたものは少々控えめで目を凝らさないと見えないもよう。色の見え具合で雰囲気変わりますねー。

黒文字で切ったあと気づいたのですが、購入したものは羽二重餅と大納言つぶ餡の間に水色が差し込まれていて、うっすら透けるように仕上げてあったようです。ちょうど、ご用意した手拭いと同じ色合いでしょうか。

《美濃忠》本店

住所：名古屋市中区丸ノ内1-5-31
電話番号：052-231-3904(代)
FAX番号：052-231-1804
営業時間：9:00～18:00
定休日：年中無休（元日を除く）