徳川美術館【源氏物語絵巻展】に行ってきました。

おすすめ本

こんにちは、きりこです。

現在、徳川美術館では、5年間にもわたる修復作業が完了した【国宝 源氏物語絵巻展】が公開されています。額面装だったものを、詞(ことば)と絵が響き合うように本来の巻子装(かんすそう)に戻されました。

  • 会期:2021年11月13日~12月12日
  • 開館時間:10~17時(入館時間16:30)
  • 休館日:月曜日
  • 観覧料:一般1400円 高大生700円小中学生500円 ※毎週土曜日は小中高校生入館無料

チケット割引対象一覧表はこちら。前売りオンラインチケット購入でも割引価格となります。

前後期で展示入れ換えを行い、全15巻特別公開を行います。

ふぇ~、最低でも2回は訪れないと全巻観られないのですね。油断した…2回目は平日休みがないので、土日になりそうです。平日でもそれなりに混雑してたんだけどなぁ。

【国宝 源氏物語絵巻】展示スケジュール

  • 前期(11月13日~30日):蓬生/柏木一/柏木三/竹河一/橋姫/早蕨/宿木二/東屋二
  • 後期(12月1日~12日):関屋・絵合/柏木二/横笛/竹河二/宿木一/宿木三/東屋一

【源氏物語絵巻展】を楽しむために

展示スケジュールを見てもらうと分かるように、公開される場面はバラバラです。物語のあらすじは一通り頭に入れてから来館された方がより楽しめると思います。私は10年以上前に瀬戸内寂聴さんの現代語訳で全文読みましたが、かなりうろ覚え。しかも、光源氏亡きあとの「宇治十帖」に至っては斜め読みだったような…。

ストーリーに疎くても、歴史的価値や美しい仮名文字を堪能するというのも一興です。修復され絵巻物は圧巻ですが、それ以外にもみどころあり!

  • 修復作業風景のパネル。あまりの緻密な作業に気が遠くなりそう…5年の月日を要するのも納得。
  • 絵巻物を収納する箱や箪笥の時代背景。
  • 絵巻物の台紙。それぞれの情景に合うよう選定されています。

土産物ショップにも足を運ぼう

やはり知っている方が何倍も楽しめるはず!ということで、あらすじパネルを一挙ご紹介するとしましょう。

第1帖「桐壺」~第18帖「松風」まで

第19帖「薄雲」~第36帖「柏木」まで

第37帖「横笛」~第54帖「夢浮橋」まで

実はこのパネル、展示を見終わった後にお土産物ショップに掲げられているのを発見しました。順路通りに進むと後からになりますが、場所はコーヒーショップ辺りになりますので、先に読んでから中に入っても良いかと思います。

ここには珍しい京都御所内「東山御文庫」に秘蔵されている各筆源氏の写本がありました。

また、建物入ってすぐのミュージアムショップには【国宝 源氏物語絵巻】の魅力を一冊に納めた本やまんが版「源氏物語」などがあり、種類豊富な取り揃えとなっています。

【国宝 源氏物語絵巻】の大判本は、購入しようか最後まで悩みました。ただ、このあと《御菓子所 芳光》で和菓子を購入予定だったので、重量感のあるものは断念。「はじめての源氏物語 全五十四帖あらすじ」を購入することにしました。400円と安価ながら、日本語・英語の併記、源氏香や国宝「初音の調度」についての簡単な解説付きと満足度の高い内容となっています。

源氏香、好きなんですよねー✨香道をされている方にはお馴染みの図ですが、シンプルながらもメッセージ性もある図案で楽しい代物。いつか着物や帯で源氏香の図案が入ったものが欲しいと思っているところです。

国宝 源氏物語絵巻の世界へようこそ | ebook5
国宝 源氏物語絵巻の世界へようこそ - ebook5.net

源氏物語を知る。おすすめ本・まんが紹介

「源氏物語」のまんがといえばこれ!…必ず挙がる超有名作品

パロディも楽しい!現代からタイムスリップしたOL、源氏物語を描く紫式部にアドバイス!?

すっきりとした文体が読みやすい円地源氏

限定箱入りの角田光代さんの現代語訳。お子さまへのプレゼントにどうぞ💖

コメント

タイトルとURLをコピーしました