こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
この夏、四国をターゲットにした日本100名城巡りの旅へ行ってきました。見事、香川県2城、愛媛県5城を制覇!パチパチ✨と言いたいところですが、旅程がギチギチで城情報も走馬灯のように駆け抜けていきました。
唯一、観光らしいことが出来たのが「道後温泉」。色んな見どころがありましたのでご紹介したいと思います。今回ゆったりと湯治したり、伊佐爾波神社や円萬寺に行ったり出来なかったのでいつかリベンジしたい!どうぞお楽しみください。
みどころ①「坊っちゃん電車」と「坊っちゃんカラクリ時計」
道後温泉駅そばに停車している「坊っちゃん電車」。夏目漱石の小説「坊っちゃん」に出てくる日本初の軽便鉄道とあって、外国人観光客も含め多くの方々が記念撮影されていました。展示品と思いきや、今でも土日祝日は運行中とのこと。道後温泉ー松山市駅間を乗車できますが、最大36名と定員数が限られるため乗れない場合もあり要注意です。詳しくは伊予鉄ホームページまで。
道後温泉駅前・放生園には明治24年から昭和29年まで道後温泉本館で使用した湯釜から出る「足湯」や神代の昔、道後の湯で傷を癒したという白鷺の足跡の残った「鷺石」がありました。このご時世、足湯を利用している方はいらっしゃいませんでしたねー(暑すぎるせいもありますが)。
俳都松山らしく「句碑」や「俳句ポスト」「正岡子規の像」が建てられています。
道後温泉駅前・放生園には「坊っちゃんカラクリ時計」も設置されていました。こちらは平成6年(1994)、道後温泉本館建設100年周年記念事業の一環として作られたもの。通常は1時間に一回、松山の名曲に合わせ「坊っちゃん」の物語に準えてからくり人形が動き出す仕掛けになっています。
まず文字盤がクルリと返りマドンナさんが登場。次々と現れ出る「坊っちゃん」の登場人物に観客たちが沸きます。およそ3分程の時間ですが、なかなか楽しいひととき。一旦全てのからくり人形が収まった後再びマドンナさんが登場し、松山の観光案内をしてくれるのも乙なもんです。
みどころ②「道後ハイカラ通り」
道後温泉駅から道後温泉本館を結ぶ約250mのL字型アーケードに約60軒のお店が建ち並ぶ「道後ハイカラ通り MAP」。お土産屋さんや郷土料理、カフェ…etc.があり、ブラブラしているだけでも楽しめます。
愛媛という土地柄、みかんは外せません!蛇口から「みかんジュース」が出てくる店もありますが、色んな「みかん🍊」でゆっくりと飲み比べしたかったので《10FACTORY》へ。
大人はみかん🍊×ビールを嗜みましたが、夫は「河内晩柑」バージョンが一番気に入ったもよう。「温州みかん×カシス」とビールの組み合わせが一番ビールの苦味が抑えられていました。
みどころ③アートな道後温泉を楽しもう✨
道後温泉には3つの外湯があります。「日本書紀」にも登場する日本最古といわれる温泉「道後温泉本館」と飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋をコンセプトとした「飛鳥乃湯泉」、椿をシンボルとした松山市民の親しみの湯「椿の湯」。浴衣姿であちこちの湯屋を入られている方も多くいらっしゃいましたねー。※今回は時間の都合上、外湯は入れなかったので外観のみ楽しんじゃいました。
整理券が配られる程の人気の「道後温泉本館」。【千と千尋の神隠し】に登場する「油屋」のモデルとなった風情のある建物なんですが…
現在は保存修理中のためラッピングアートで覆われています。大胆な色づかい、大きな白鷺が目を引く作品に足を止める人も多かったですね。以前は手塚治の「火の鳥」がコラボレーションしていたこともあったとか。
「道後温泉本館」には皇室専用の御湯殿「又神殿」があります。予約の上、見学をすることが可能なので興味がある方は足をお運びくださいませ。
新湯の「飛鳥乃湯泉」と昔ながらの「椿の湯」は、色鮮やかなアートな写真が敷き詰められた中庭を挟んで建てられています。
みどころ④お土産を買うなら《十五万石》へ行こう
「道後ハイカラ通り」はたくさんのお店があるから何を買ったものか…とお悩みの方は《十五万石》へ足を運びましょう。愛媛の特産品が目白押しなのはもちろんのこと、気になる御菓子が1個単位で買えちゃうのが嬉しいところです✨1個ずつだからといって調子にのってカゴに入れているとお会計でビックリする羽目に。
ほんとは色んな和菓子屋さんで「坊っちゃん団子」をのんびり食べてみたかった…代わりに自分用にお土産で購入。旅の思い出とともにいただきます。
みどころ⑤日本100名城「湯築城」
愛媛は日本100名城のうち、なんと!5つもの城が認定されています。そのうち2つは現存十二天守の「宇和島城」と「松山城」。そう、現存十二天守の「松山城」と目と鼻の先に「湯築城」はあるのです。元々、天守が作られていない小さな「湯築城」が日本100名城に何故選ばれているのかー不思議に思いながら「道後温泉」からテクテク歩いて行きました。
中世の城郭である「湯築城」は、南北朝期から戦国期まで伊予国守護・河野氏が居城としていました。石垣や天守が無く、地形を利用し二重の堀と二重の土塁を巡らせて作られた平山城です。
「湯築城」は道後温泉から徒歩圏内な割には人も疎らで、ゆっくりと公園散策するには丁度よい規模でした。日本100名城スタンプ設置場所である「湯築城資料館」では、ボランティアの方が熱心に「湯築城」の歴史やみどころを教えてくださいますよ。
住 所 | 〒790-0857 愛媛県松山市 道後公園内 ・JR松山駅より伊予鉄「道後公園駅」まで約20分、下車してすぐ ・松山自動車道・松山ICから車で約20分 ・駐車場[西駐車場]23台[北駐車場]11台 100円/台 |
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電 話 | 089-941-1480 Email:info@dogokouen.jp |
日本100名城スタンプ設置場所 | 湯築城資料館 展示施設:9時~17時(入館無料) |
休館日 | 月曜(月曜が祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日 |
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