こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
【秋の彼岸】お墓参りや法要によってご先祖様に感謝する期間ですね。みなさんはご先祖様の供養などなさいましたでしょうか。
お供え物に用意するのが「おはぎ」。これは、秋の花「萩」に由来しています。ちなみに【春の彼岸】は同じ形状で、春の花「牡丹」に由来した「ぼたもち」をお供えします。昔は貴重であった砂糖と邪気払いを意味する「赤」の小豆を使った「おはぎ」を供えることで、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えることに繋がると云われています。
秋の彼岸とは【秋分の日】を中日としてその前後3日間、計7日間を指します。 □9月19日(木) 彼岸入り □9月22日(日・祝) 中日【秋分の日】 □9月25日(水) 彼岸明け |
一般的に【春の彼岸】はこし餡、【秋の彼岸】はつぶ餡で「おはぎ」を作られる和菓子屋さんが多い印象です。これは小豆の収穫時期が秋であるため、小豆の皮が柔らかい【秋の彼岸】はつぶ餡仕立てにされているようです。
ご紹介するのは1897年創業《今西軒》さんの「おはぎ」。京都でおはぎといえば?で必ず名が挙がる名店で、午前中に行かねば売り切れてしまうほど人気だとか。今回は名古屋高島屋の京都直行便にて[粒][こし]の両方、購入できました。
『おはぎ(つぶあん·こしあん)』
『おはぎ(つぶあん·こしあん)』《今西軒》
▪︎販売価格:2個入り 441円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり[つぶあん]185kcal[こしあん]163kcal
《今西軒》の「おはぎ」は昔ながらのおくどさん(かまど)で、つぶあんは2日、こしあんは3日費やしたこだわりの自家製餡を使用した一品です。銘々皿に移し変えるときにまず驚いたのは、ふんわりと柔らかな質感。こしあんなんて滑らかなムースのような感触で、少しでも力を入れたら崩れてしまいそうなくらいなのです。「おはぎ」を瑞々しいと思ったことはないのですが、今まで食べたどっしりとしたものとは一線を画す代物なのが見てとれます。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、小豆(国産)、もち米(国産)、食塩 |
シンプルに砂糖と小豆だけで作られたあんこは上品な甘さで後味あっさり。つい「もう1個」と手を伸ばしたくなる軽やかな味わいに仕上げられています。
私はふっくらとした粒感が残る[つぶあん]派なのですが《今西軒》さんのは甲乙つけがたい。そのくらい、ふんわり瑞々しいこしあんにノックアウトされたわけです。中のもち米の半搗き具合も絶妙で、もち米の仄かな甘みとあんことの相性も抜群です。これは全国にファンが多いのも頷けます。
今回ご紹介した和菓子店舗
《今西軒》
住 所 | 京都府京都市下京区五条通烏丸西入ル一筋目下ル諏訪町312 □ 京都市営地下鉄烏丸線「五条駅」出口4から徒歩1分 |
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電話 | 075-351-5825 |
営業時間 | 9:30〜※売り切れ次第終了 |
休業日 | 火曜日、第1・3・5月曜日 |
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