冬の季語を楽しむ和菓子『風花』《亀広良》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

ぐっと気温が冷え込み、とうとう愛知県でも今週末にも初雪が見られるのでは?と云われています。和菓子の菓銘も「峰の雪」「雪中花」「冬牡丹」「雪だるま」「寒椿」など冬の季節を彩るものになってきました。

冬の季語の区分

今回は、《亀広良》さんの季節の上生菓子セットより冬の季語をモチーフとした和菓子をご紹介したいと思います。

【晩冬】の季語にまつわる和菓子『風花』

『風花(かざはな)』《京菓子司 亀広良》
▪︎薯蕷製 丹波大納言小豆こし餡
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:卵、小麦粉

晴れた空を雪がひとひらずつ舞い落ちてくることを「風花」といいます。綺麗な季語ですよね。

儚げで美しい情景を、真っ白な薯蕷饅頭と雪の結晶を型どった焼き印で表現しました。雪の結晶には実に多様な形があるのをご存じでしょうか?結晶は、水蒸気の量と温度によって複雑な形を形成します。《京菓子司 亀広良》さんの『風花』は、おそらくー15℃付近で形成される樹枝状結晶と呼ばれるものかと思われます。そう思うと、ひんやりとした空気感まで伝わってきそうではありませんか。

【三冬】の季語にまつわる和菓子『落葉』

『落葉』《京菓子司 亀広良》
▪︎京こなし製 備中白小豆つぶ餡
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:小麦粉

京こなしで色を変えゆく落ち葉を表した一品です。中は、上品な甘さの備中白小豆つぶ餡。

「備中白小豆」とは
岡山県備中地域で栽培される希少性の高い豆。独特な風味とあっさりとした舌触りで、高級餡として使用される。

ここで一句、「落葉」を季語とした有名な俳句をご紹介しましょう。(夏目漱石「漱石俳句集」より)

原句は「塔より高き」でしたが、正岡子規の添削により「上の」に変わりました。「高き」だと視点が舞い上がった先の一点に固定されるのに対して、「上」の場合、今まさに勢いよく吹き上げられる落ち葉とともに視線が動いてくのが感じられます。

別のアングルから撮影してみました。紅葉色(もみじいろ)から藤黄(とうおう)色へと変化していくさまが見てとれます。

今度は裏側に向けてみると…。藤黄だけではなく市紅茶(しこうちゃ)~黒柿(くろがき)色へと移ろうさまが目に入りました。自然の摂理ですね。

半分に割ってみると、表裏2枚のこなしを張り合わせている様子が分かりやすくなりました。葉脈のスジが黒柿色なのは裏のこなしの色を反映していたからですね。

季節の上生菓子セット内容

季節の上生菓子セット(左から順に)

◇『風花』薯蕷製 丹波大納言小豆こし餡
◇『落葉』京こなし製 備中白小豆つぶ餡
◇『まさり草』葛入りういろ製 丹波大納言小豆つぶ餡
1箱3個入り 1,101円(税込)

今回ご紹介した和菓子店舗

《京菓子司 亀広良》

住 所 〒451-0025
愛知県名古屋市西区上名古屋1-9-26

・名古屋市営地下鉄名城線「名城公園」駅1番出口徒歩8分
電話
Fax
052-531-3494
052-531-3494
営業時間9:00~18:00 
休業日火曜日・水曜日

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