こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
【やっとかめ文化祭2022】未来に伝えたい名古屋の和菓子巡りをしていると、既知の和菓子屋さんでも知らなかった和菓子に出会えて楽しいですね。
今回ご紹介するのは、名古屋で知らぬ人はいないといっても過言ではない《きよめ餅総本家》さん。熱田神宮のお参りをされた方々がスルスルと店に吸い込まれ、いくつも「きよめ餅」を買って帰られます。代表銘菓「きよめ餅」以外にも、数々の美味しい和菓子があるんですよ。「ふわとろ草餅」も大人気で、目の前で最後の1個が売れていきました(日曜日12時ごろ)。
昨年の「元気がでる名古屋の和菓子」では『きよめぱん』がエントリーされていましたが、今年は『おほほ』。初めて聞いた和菓子です。店頭を2往復ぐらい眺めましたが、どこにもありません。
雅やかな干菓子や美味しそうな上生菓子に目移りするばかり…
これは、売り切れたかな?と思ったところ、店の中から出てきました。まるで、秘伝の書みたい(笑)
黒のエンボス加工された箱に金色で書かれた「おほほ」の文字が踊っています。何だか食べるのが楽しみになってきました。さて、どんな「未来に伝えたいメッセージ」が込められているのでしょうか。
エントリーNo.12『おほほ』
エントリーNo.12『おほほ』《きよめ餅総本家》
▪︎販売価格:1箱3個入り 710円(税込)
▪︎焼き皮製小豆つぶ餡 餅入り
▪︎賞味期限:製造日より3日間
▪︎特定原材料等:小麦粉、卵、はちみつ
▪︎栄養成分表示:1個45gあたり 144kcal
もっちりとした焼き皮生地にふっくら炊き上がった小豆つぶ餡。生地には、にっこり笑った焼き印が押されています。笑みが広がるように「一笑多福」と書かれたお多福さんの懐紙でご用意しました。こちらまで「おほほ」と笑い声が聞こえてきそうですね。
甲斐みのりさんのコメント
熱田神宮門前の和菓子屋さんとして、熱田さんへの感謝の念を感じるお菓子。オホホ祭りを未来につなげたいという熱い思いを感じます。
『おほほ』は酔笑人神事(えようどしんじ)に準え「オホホ祭り」のように、食べた人達が笑顔になれますようにと願いをこめて作られた御菓子です。
酔笑人神事(えようどしんじ) ご神体の草薙の剣が熱田神宮に返還されたことを喜んだ故事を今に伝える神事です。 毎年5月4日の午後7時、境内の灯を消し「影向間社」「神楽殿前」「別宮前」「清雪門前」の4ヶ所で、悦びを込めて高笑いをします。 |
熱田神宮には、古くより伝わる年間約60もの祭典と約10におよぶ特殊神事があるそうです。生まれも育ちも愛知ながら、知らない神事が数多くあることに今回気づかされました。
今や全国区で「熱田詣りにきよめ餅」「名古屋土産にきよめ餅」と云われるまでになりました。今度は『おほほ』を通じて酔笑人神事が広く知られ、未来へと「笑い」が広がっていくことを願っています。
今回ご紹介した和菓子店舗
《きよめ餅総本家》本店
住 所 | 〒456-0031 愛知県名古屋市熱田区神宮三丁目7番21号 ・名古屋市営地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町」駅2番出口より徒歩6分 •名鉄名古屋本線「神宮前」駅西出口より徒歩1分 |
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電話 Fax | 052-681-6161 052-681-6160 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
休業日 | 年中無休 |
子どもは『藤団子(とうだんご)』に興味を示していました。残念ながら毎月15日販売とのこと。また、買いに訪れたいと思います。母は『藤団子』よりも「和菓子のアン」シリーズだ✨とテンションが上がっておりました。
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