こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
【やっとかめ文化祭2022】未来に伝えたい名古屋の和菓子巡り、今回ご紹介するのは老舗和菓子屋《両口屋是清》さん。
昨年は「元気がでる名古屋の和菓子」で『鬼うゐろう』がエントリーされていました。この時、初めて「東山店」に訪れたんですよね。普段は「八事店」もしくはデパ地下を利用するので、違う店舗に行くのも楽しかったです。
【なごや菓八菓】にも選ばれた銘菓なのに食べたことがなかったなぁと、ワクワクしながらいただいた記憶があります。鬼まんじゅう好きの子どもには大好評でした(棹菓子2本は多いので、ハーフサイズが売り出されればリピーターしやすいのになぁと思う)。
今年のエントリーは代表銘菓『千なり』。この春23年ぶりにリニューアルして、新しく「林檎あん」も加わりました。皆さんはもう召し上がりましたか?
私は【和菓子キックオフイベント】でも『千なり 林檎あん』をくじで引き当てています。あまり和菓子に興味がない夫も
林檎あん、珍しい。旨そうだなぁ
と、呟くほど。名古屋人にはお馴染みのお菓子ですが、バージョンアップしたり期間限定の味があったり楽しませてくれる『千なり』。今ですと「栗」バージョンが期間限定販売中です。『栗あん 千なり』はまだ食べたことがなかったので、これ幸いといただくことにしました。
エントリーNo.24『千なり』
エントリーNo.24『栗あん 千なり』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個216円(税込)
▪︎販売期間:10月7日~秋季限定
▪︎賞味期限:製造日より14日間
▪︎特定原材料等:卵・小麦・ごま・大豆・はちみつ
▪︎栄養成分表示:1個210gあたり 187kcal
寛文11年(1671年)に尾張藩 御菓子御用をつとめてから350年余り(創業は1634年)。時代の趨勢とともに美味しい和菓子を作り続けてきた《両口屋是清》さん。お店の歴史を繙くと、それはそのまま名古屋和菓子の歴史そのものと云えるのではないでしょうか。
延亨4年(1747年)には来日した朝鮮使節接待用に約400人分の御菓子を尾張藩に納めたり、明治18年(1885年)に制定された菓子税撤廃のため東奔西走したり…最近では、若者にも手に取りやすい和菓子ブランド「和菓子 結」を立ち上げました。定番商品『ささらがた』も10周年を迎えましたねー。
「ふんわり、粒つぶ、シャッキシャキ♪」
23年ぶりにリニューアルした『千なり』。焼きたてのふわふわ感が食べる時まで続くようにと、生地のねり加減や焼き時間などにもこだわって作られました。それに合わせて「小豆粒あん」は丹波大納言小豆を増量し粒っつぶの食感を、新たに加わった「林檎あん」でシャッキシャキ感をと、3種類の餡の味わいを堪能できる一品に生まれ変わりました(後ひとつは「抹茶あん」)。
『千なり』の象徴ともいえる豊臣秀吉の馬印「千成瓢箪」の焼き印は、変わらぬまま(中央の桐紋が逆向きのまま撮影してしまいました、トホホ)。
たかが「どら焼き」と侮るなかれ。《両口屋是清》さんの職人さんは、全商品作れて一人前といわれています。ある程度経験を積んだ職人さんでも
まだ『千なり』を作れていないから、まだまだ。
と仰るそうです。
甲斐みのりさんコメント
3種ともに美味しく、なにより生地がふんわりとしているので、焼きたてを食べているかのようです。ロングセラーを未来にバトンをつなげたのですね。
『千なり』の製造には、CO2フリー電気「愛知Greenでんき」 を使用されています。時代とともに歩んできた懐かしい味わいを残しつつ、SDGsの達成など次世代へにつながる取り組みもしている『千なり』。ぜひ未来に伝えたい名古屋銘菓ですね。
⏫「栗あん」バージョンは、ほっくりと炊かれた栗の甘みを楽しめる一品です。時々、大きめな栗の欠片が入っているのでサプライズ感があります。嬉しいですね✨
⏫何故か「白菜」のスタンプの《両口屋是清》さん。【やっとかめ文化祭】と「白菜」の関係性を考えて店員さんと首をかしげました。
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》東山店
住所 | 〒464-0807 愛知県名古屋市千種区東山通4-4-1 ・名古屋市営地下鉄東山線「東山公園」1番出口徒歩2分 ・駐車場:3台有り |
---|---|
電話 | 052-782-1115 |
営業時間 | 販売:9:00 〜 18:00 喫茶:11:00~17:30(L.O.17:00) ※コロナの影響により営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式サイトまで |
休業日 | 毎週木曜日 |
『林檎あん』や『抹茶あん』については、こちらの記事をご覧ください⏬
コメント