こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
和菓子売場で《風流堂》の文字を見たとたん、昨年のゴールデンウィークで訪れた松江城の思い出が甦ってきました。茶室で[松江三大銘菓]である『若草』『山川』『菜種の里』の干菓子セットをいただいたんですよね。子どもが珍しく干菓子を食べたいというので注文したのですが、“おいしいけど、思ってたのと違った~”と何とも言えない表情で食べてました。茶人には好まれそうな味わいなんですけどね。
【日本三大和菓子処】 水の都として知られる出雲国松江は、京都・金沢と並び日本三大和菓子処と名高い地域です。 菓子処、茶処の松江で不昧公好みといわれる《彩雲堂》の『若草』、《風流堂》の『山川』、《三英堂》の『菜種の里』は松江三大銘菓として茶人だけではなくお土産としても人気の品々となっています(不昧公縁の茶室「明々庵」では松江三大銘菓をいただけるそうですよ)。 |
今回選んだのは【季節限定】創作羊羹シリーズ。見た目で羊羹だと分かりやすいので、子どもも安心して食べていました(笑)。初夏の景色を棹菓子にてお楽しみください。
『あおば羹』よもぎ羊羹×錦玉羹

『あおば羹』《風流堂》
▪︎販売価格:1箱(ハーフ1本) 918円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より21日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり 248kcal
よもぎ味の羊羹に錦玉羹を重ね、青楓に型抜きした柳色の羊羹を浮かべ仕上げた『あおば羹』。清々しい木々の香りや木漏れ日まで感じられそうな一品です。紅葉した楓も美しいですが、心地よさをもたらす青楓は初夏の訪れを感じさせてくれる風物詩。
目には青葉 山ほととぎす 初鰹
江戸時代の俳人·山口素堂も、目では鮮やかな「青葉」美しい鳴き声の「ほととぎす」舌で楽しむ「初鰹」と、初夏を堪能する句を詠んでいるほど。

原材料名 | 砂糖(国内製造)、いんげん豆、水飴、よもぎ、道明寺粉、寒天/ゲル化剤(増粘多糖類)、着色料(クチナシ) ※本品製造工場では卵、乳成分、小麦粉、くるみを含む製品を製造しています。 |
…撮影技術が足らず、見えてるほどには青葉の鮮やかさが映し出されなくて残念至極。どうしても錦玉羹の部分がぼやけてしまいました。トホホ

一番下の層が漆黒の小豆あんではなく爽やかなよもぎ羊羹なのも珍しい。楓の姿を浮かべた錦玉羹との間には口あたりの楽しい道明寺が散らされていて、これが木漏れ日のように見える効果をもたらしています。三層の素材の違いを五感で堪能できる贅沢な棹菓子です。
今回ご紹介した和菓子店舗
《風流堂》寺町本店
住 所 | 〒 690-0063 島根県松江市寺町151 駐車場:3台~4台あり □ JR西日本山陰本線「松江」駅北口から徒歩10分 |
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電話 | 0852-21-3241 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | 毎週水曜日 1月1日(年末・年始の営業日ならびに営業時間につきましては、ホームページ内の「風流堂だより」にてお知らせをさせて頂きます。 |
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