こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
二十四節気では1月20日より【大寒】に入ります。一年でもっとも寒さが厳しい頃ですね。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書
「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」
と【大寒】を表しています。来週にかけて「今季最強寒波」が襲うとのニュースを見ました。みなさま温かくしてお過ごしください。
さて今回は、新年にふさわしい和菓子を2品ご紹介します。「二十日正月」の言葉通り、正月行事に関わる和菓子もそろそろ終わりを迎えます。
今回購入した上生菓子はこちらの4品
左上から時計回りに
- 『初日の出』練りきり製黒糖あん 330円(税込)
- 『うぐいす餅』求肥製こし餡 320円(税込)
- 『福梅』薯蕷製つぶ餡 330円(税込)
- 『干支菓 卯』きんとん製道明寺芯 330円(税込)
こし餡を包んだ求肥の両端をつまみ、青きな粉をまぶして鶯の姿や羽色を表した『うぐいす餅』。
春の訪れを知らせる定番の和菓子ですね。今年も購入できて嬉しいかぎり。『うぐいす餅』の由来をお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください⏬
『干支菓 卯』
『干支菓 卯』《御菓子所 芳光》
- 1個330円(税込)
- 薯蕷きんとん製道明寺芯
- 賞味期限:2日間
- 特定原材料等:伊勢芋(やまいも)
真っ白なきんとんに羊羹でうさぎの耳をあしらいました。今にもぴょんぴょん跳ね回りそうな風情ですね。
伊勢芋を練り込んだきんとんは、香り高くねっとりとした舌触りが楽しめる一品です。道明寺餅を芯にしているので、もちっとした食感が所々混じり合うのがいいんですよね。
『初日の出』
『初日の出』《御菓子所 芳光》
- 1個330円(税込)
- 練りきり製黒糖あん
- 賞味期限:2日間
きゅっと絞りを入れた練りきりにとろりと寒天をかけて艶出しをしました。鶏冠石(色)に染められた練りきりが一月一日の神々しい朝日を見事に表現しています。
中は黒糖あん。独特な風味があっさりとした練りきり餡にアクセントを生んでいますね。
二十四節気【大寒】の七十二候
初候 款冬華
- 読み方:ふきのはなさく
- 時期:1月20日〜1月24日頃
- 意味:凍てついた地面に蕗の花が咲き始めるころ
次侯 水沢腹堅
- 読み方:さわみずこおりつめる
- 時期:1月25日〜1月29日頃
- 意味:沢の水が氷となり、厚く張りつめるころ
末侯 鶏始乳
- 読み方:にわとりはじめてとやにつく
- 時期:1月30日〜2月3日頃
- 意味:鶏が春の気を感じ、たまごを産み始めるころ
今回ご紹介した和菓子店舗
《御菓子所 芳光》
《御菓子所 芳光》
- 住所:名古屋市東区新出来1-9-1
- 電話番号:052-931-4432
- 営業時間:9:00~17:30
- 定休日:日曜日+第3月曜日 ※祝日と第3月曜日が重なる日も定休日とさせていただきます。
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