【秋の七草】にまつわるおすすめ和菓子『初萩』《鈴懸》

二十四節気と和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

9月8日より二十四節気【白露はくろ】に入ります。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば ※こよみ(暦)便覧は、江戸時代に出版された暦の解説書

大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃です。植物に降りた朝露が光って白い粒のように見えます。

この時期は、秋の花の代表格「菊」や【秋の七草】にまつわる和菓子が店頭に並びます。今回は【秋の七草】より「萩」をモチーフとした和菓子をご紹介したいと思います。

【万葉集】山上憶良

秋の野に 咲きたる花を  指折りかき数ふれば  七種(ななくさ)の花   

萩の花 尾花葛花 撫子の花  女郎花また藤袴  朝貌(あさがお)の花

※「朝貌(あさがお)の花」は、アサガオではなく桔梗を表している。

『初萩』薯蕷練りきり製 小豆こし餡

『初萩』《鈴懸》

  • 販売価格:1個400円(税込)
  • 販売期間:8月21日~9月6日
  • 賞味期限:当日中
  • 原材料名:砂糖(国内製造)、山芋、白小豆、小豆、水飴、餅粉/着色料
  • 特定原材料等:やまいも
  • 栄養成分表示:1個あたり 104kcal

白い薯蕷練りきりに黄浅緑きあさみどり(色)を透かせ、上の赤紫で萩の花の散りこぼれるさまを表現した一品です。小さな花弁が秋風を楽しむように揺れている模様は風情がありますね。万葉集にも140首あまり「萩」が詠まれているというのですから【秋の七草】として選ばれるのももありなんといったところでしょう。かの松尾芭蕉も

一見可憐にみえる萩の、枝のしなやかさや凜とした佇まいに心奪われているのが伝わる句ですね。

やさしい甘さときめ細やかさが堪能できる薯蕷練りきり。さらりと心に馴染むような味わいです。

今回ご紹介した和菓子店舗

《鈴懸》本店

住  所〒 812-0026
福岡市博多区上川端町12番20号ふくぎん博多ビル1階  (google map)
福岡市地下鉄「中洲川端駅」91m
・福岡市地下鉄「中洲川端駅」5番出口からすぐ
電 話092-291-0050
営業時間【菓舗】9:00~19:00/【茶舗】11:00~19:00(L.O.食事18:00、甘味18:30)
定休日1月1日・2日

《鈴懸》JR名古屋高島屋店

住  所〒450-6090
名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ地下1階 和菓子売り場 (google map)
電 話052-485-4328
営業時間10:00~20:00
定休日※店休日・営業時間は百貨店の営業に準じます。

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