おすすめ和菓子『紫式部』《美濃忠》

和菓子

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

紫式部といえば「源氏物語」の作者として広く知られていますが、その名を冠した花があることをご存知でしょうか。草花に疎い私は、今回の上生菓子を通して初めて知ったところです。いやはや。

ムラサキシキブ(花)は夏ごろ淡い紫色の花を咲かせ、秋に直径3~4cmほどの大きさの美しい紫色の実をつける植物です。光沢のある実は紅葉していく葉とのコントラストで、それはそれは色鮮やかに見えるとか。一度、見てみたいものですねー。

今回は「ムラサキシキブ」をモチーフとした和菓子をご紹介したいと思います。

『紫式部』きんとん製つぶ餡

『紫式部』1個324円

賞味期限2日《美濃忠》

白と紫の2色に細やかな緑のきんとんがのった一品です。写真だと見えづらいですが、きんとんの上には紫色の錦玉がぽつん、ぽつんとあります。なんだろう?と店頭でくぎ付けになりました。「ムラサキシキブ」の実の見立てなのかしら。咲き誇っていた花の季節が終わり、紫色の実が台頭してくる、そんな季節の移り変わりを切りとった意匠なのかもしれませんね。

国宝 源氏物語絵巻~修復完了記念 館蔵全巻特別公開

源氏物語第26帖【常夏】と撫子の和菓子でも紹介したように、いよいよ11月13日より、5年間にもわたる修復作業が完了した【源氏物語絵巻】が徳川美術館にて公開されます。詞(ことば)と絵が響き合うように本来の巻子装に戻された絵巻は、どんな情景をみせてくれるのでしょうか。いやぁ、観に行きたいなぁ。混雑するのかな?

  • 会期:2021年11月13日~12月12日
  • 開館時間:10~17時(入館時間16:30)
  • 休館日:月曜日観覧料:一般1400円 高大生700円小中学生500円※毎週土曜日は小中高校生入館無料

【源氏物語】の作者《紫式部》は一条天皇の中宮彰子に仕え、はじめは〈藤式部〉と名乗っていました。〈紫式部〉の名は、その後【源氏物語】の紫の上から「紫」を、〈式部〉は父為時の官職式部丞から由来して呼ばれるようになったものだそうですよ。

関連図録なども販売されるので、子ども用に「はじめての源氏物語 全五十四帖あらすじ」400円(税込)を買おうか悩みどころ。

参考:徳川美術館特別展・企画展

今回ご紹介した和菓子店舗

《美濃忠》本店

住所:名古屋市中区丸ノ内1-5-31

電話番号:052-231-3904

営業時間:9:00~18:00

定休日:年中無休(元日を除く)

《美濃忠》JR名古屋高島屋店

住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4

ジェイアール名古屋タカシマヤ 地下1階 和菓子売場

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