こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
いよいよ夏到来と言わんばかりの真夏日が続いたあと、しとしとと梅雨らしい風情となったこの頃。今年、子どもの通う学校はプールの授業を実施するようで、先日2年ぶりに水着を買いに行ってきました。今は色んなデザインのものがあるんですね。タンクトップ+ショートパンツのツーピース型のものや細身のストレッチがきいたもの等、選り取りみどり。まぁ、太ももがパツンパツンになるのは嫌だという意見のもと、ベーシックなデザインに落ち着きましたが…
さて今回は、夏の空に似合う虹をモチーフにした素敵な和菓子をご紹介したいと思います。以前にも、七十二候【虹始見(にじはじめてあらわる)】の回で虹をモチーフにした和菓子をご紹介しましたが、今回はどんなものに出会えるでしょうか。乞うご期待!
『雨上がり』羽二重餅製
『雨上がり』《和の菓さんのう》
▪︎6月の季節の上生菓子セットより
▪︎賞味期限:製造日より2日間
すだれ状の透明な錦玉越しに見えるのは、真っ白な羽二重餅に乗っている七色のカラフルな錦玉。『雨上がり』の澄みきった空に現れる虹を意匠とした一品です。すだれ状の錦玉が、ちょうど光のプリズムのように煌めいて、虹の錦玉を幻想的に見せる働きをしています。
「雨上がり」という言葉を聞くと、真っ先に頭の中を小田和正さんの【たしかなこと】のフレーズが流れ出します。いい曲ですよね!小田和正さんの透明感溢れる声と、この『雨上がり』の上生菓子とが重なり合う感覚がしました。
中の虹の部分がどのようになっているのか気になって、すだれ状の錦玉を捲ってみました。色ごとの錦玉がそれぞれ乗せてあるのかと思っていましたが、一枚にグラデーションで色分けされた錦玉で虹を表現していました。横2cm×縦3mm程度の大きさの錦玉に、いったいどうやって色付けしたのでしょう。感動すら覚えます。
《和の菓さんのう》さんのインスタグラムで虹のパーツのみの写真が投稿されていて、圧巻です。
ひとくちメモ
- つるんとした錦玉でさっぱりとした口当たりに仕上がっている。
- 羽二重餅はふわふわで、すだれ状の錦玉と相性が良い。ひんやりとした食感。
- 中は小豆つぶ餡。甘さ控えめ。
今回ご紹介したフリーランス和菓子職人
「6月の上生菓子セット」のなかでは、『枇杷』がお気に入りだったよ。
《和の菓さんのう》
フリーランスで店舗を持たない職人さんですが、定期販売をされています。
製造者 | フリーランス和菓子職人 三納寛之 |
住 所 | 岐阜県瑞穂市野白新田337-1-102 |
電話番号 | 090-3834-3444 |
定期販売 日·場所 | ◇ 名古屋三越星ヶ丘テラス The Kitchen2階 毎月第2火曜日・第3日曜日 ◇ 岐阜県本巣市atelierフェリス 毎月第4水曜日 ※インスタグラムで予約可 |
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