《両口屋是清》夏のなごみ菓子フォトコンテストに応募しました😋

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

現在、この夏食べた《両口屋是清》の和菓子フォトコンテストがインスタグラムにて開催されています。

• 期間：2021年7月1日（木）〜2021年8月20日（金）
• テーマ：「夏の思い出」にまつわる《両口屋是清》の和菓子※2021年撮影したものに限る

条件は、たった2つ

1. 「#両口屋是清」「#夏のなごみ菓子」「#笑顔届ける両口屋是清」「#@ryoguchiya_korekiyo」の4つのハッシュタグを付けて投稿すること　　　
2. 《両口屋是清》の公式インスタグラム(ryoguchiya_korekiyo)をフォロー

8月末頃 、和菓子詰合を5名様にプレゼントと嬉しい企画(当選者にはインスタグラムDMにてご連絡)。いったいどの和菓子にしようかと悩みましたが、美味しいものはすべて、7つの製法で和菓子を楽しんでもらえるよう投稿してみました。

では、この夏食べた《両口屋是清》の和菓子を7つの製法でお楽しみくださいませ💓

『瀬音』ういろう製×錦玉羹

ういろうを艶々した錦玉で重ね、中紅色に染めた白小豆餡をくるんだ一品です。『瀬音』とは浅瀬を流れる川の音のこと、祟徳天皇の恋の歌を彷彿させる意匠になります。

瀬をはやみ　岩にせかるる　滝川のわれても末（すゑ）に　逢はむとぞ思ふ

『小倉百人一首77番』祟徳天皇

滝の水は岩にせき止められると二つに割れてしまうが、また一つになる。かように、現世で別れることになっても、また来世に再会いたしましょう。

ういろうの薄浅葱（うすあさぎ）と餡の中紅色が、今生では結ばれなかった男女を表していると考えたら何とも切ないものですね。

『花手水』きんとん製つぶ餡

『花手水』とは、水がない野外の神事で手を清める際に、草花でこすって代用した行為のことをいいます。初めて知ったときは、なんて風流な慣わしなんだろうと心打たれたものです。

それを転じて現在は、色とりどりの花を手水鉢に浮かべて楽しむ風潮に変わって来ました。最初は《京都の柳谷観音 立願山楊谷寺》がされていたのですが、全国的に広まっていったようです。

3色のきんとんは、神社で『花手水』を見たときの晴れ晴れした気分を演出してくれる一品です。中のつぶ餡も食べごたえがあり、濃厚な甘さを堪能できます。夏はさらりとしたものが主流ですが、和菓子を食べたなーという満足感が得られる品も捨てがたいですね。

『笹舟』葛製　

八事店限定だった商品ですが、好評につき8/9から他店でも取り扱いが決定いたしました。ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ✨

なめらかなこし餡に葛のつるりとした食感、煌めく金箔と上品な仕上がりになっている一品です。『笹舟』に乗った涼しげの葛菓子は、清澄な川を赴くままに流れゆくのでしょうか。

『月桂樹』練りきり製

1年延びたオリンピック2020も、蓋を開けてみれば大変盛り上がりましたね。知らなかったマイナースポーツにもスポットが当たり、スポーツ観戦に疎い私のような層も関心が持てたのは、やはり自国開催の強みだったのでしょう。

勇者に贈られる『月桂樹』、この華々しさの裏には常人には計り知れない努力、葛藤…様々なことがあったでしょう。《両口屋是清》さんの『月桂樹』もそれに相応しい緻密な細工菓子となっています。こんなふうに選手達を讃え、敬意を表する人間でありたいなと思います。

参考：オリンピックモチーフの和菓子『月桂樹』

『星の夜』錦玉製×羊羹製

『星の夜』は、普段和菓子に関心がない友人たちにも反響があった一品です。店頭で見たときも、吸い込まれそうな星空に目が釘づけでした。

深い青に赤、他に類を見ない組み合わせで、神々しい夜空が表現されています。

食べた感想などは、《七夕(しちせき)の節句》～由来と行事和菓子へ

『納涼』薯蕷製

薯蕷饅頭の皮に筆で絵柄を描き、時代が変わっても夏を彩る金魚の情景を表現しました。焼き印ではなく、筆の優しいタッチがより涼やかさを感じさせます。

『緑の雫』こなし製

この中で一番好きなのは『緑の雫』、カタツムリと2粒の錦玉の位置で風情が変わるのが面白い✨ちらりと見える餡は中紅花(なかくれない)色でしょうか。ちょっと艶っぽさを感じますね。

『瀬音』もそうですが、中の餡の色まで美しく、日本の伝統的な色合わせを想像させる計らいに興趣が尽きません。

今回ご紹介した和菓子店舗

《両口屋是清》八事店