新進気鋭の和菓子職人たち

おすすめ和菓子屋さん

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

前回、フリーランスの和菓子職人《和の菓さんのう》こと、三納寛之さんをご紹介しましたが、他にも新たな試みをしている和菓子店舗、職人さんたちがいます。今回はその方々をご紹介しますねー。

『Satomi Fujita byKAMEYAYOSHINAGA』

『まろん』9個入り1200円(税抜き) おしゃれな木箱入り

いきなり横文字!?と驚かれた方もいるでしょう。Satomi Fujita こと藤田怜美さん(1983年生まれ)は、パティシエ出身の和菓子職人です。フランスの2つ星レストランでシェフパティシエも勤めていたというのですから、その腕前はお墨付きでしょう。パリで参加した和菓子の研修会にて感銘を受け、和菓子の世界に飛び込んだ、まさに和と洋の申し子!です。京都の自然と伝統を土台にしながら、新しいことにもチャレンジされている老舗《亀屋良長(かめやよしなが)》で、オリジナルブランド《Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA》を立ち上げました。

見事なキャリアパスですねー。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される

スタンフォード大学のJ・D・クランボルツ教授が提唱されている「計画された偶発性理論」を体現された方といえるでしょう。

ラム酒入り寒天でコーティングしているので、つやつや

ころんとした形は、《亀屋良長》の伝統銘菓『鳥羽玉(うばたま)』そのもの。

生クリーム、ラム酒を使っているので、コーヒー、紅茶などにも合いそうですね。かわいらしいフォルムなので女性受けしやすいですが、男性が手土産に使っても素敵だと思います。

和菓子 結(ゆい)~小さい和菓子、彩々

2020年8月 JR名古屋高島屋店オープン
 『なまさらら』6個入り1620円

ところでみなさん、どんなときに和菓子を食べますか?ひな祭りや端午の節句、お月見など行事ごとには根づいている和菓子ですが、日常的に食べている人は少ないのではないでしょうか。

和菓子って、なんだか敷居が高い…そんな声が聞こえてきそうですね。

そこに目をつけたのが、創業380年の老舗『両口屋是清』です。購買層は60代が多く、そこで若い人たちにも親しめる新ブランド『和菓子 結』を立ち上げました。

『和菓子 結』のコンセプトは

手のひらサイズの日本の美

うちの子は開けたとたん、ポップで可愛らしいフォルムにキャッキャしておりました。

アマビエだぁー、どれから食べようかなぁ

…たのむから、お母さんのぶんも残しておいてね。

左から順に『夫婦鹿』『さつま芋』『秋景色』10月のセットより

こちらは、『さつま芋』のマーブル模様がキュート!な10月の『なまさらら』セットになります。ちなみに『なまさらら』とは、“ちいさい”を意味する古語のことです。

これなら、お孫さんが遊びに来たときに出しても喜ばれますね。

現在(2021年3月)、コロナ情勢で『なまさらら』は3個もしくは6個入りセット販売となっていますが、本来は1個ずつ買えるそうなので、自分好みのデザインを好きなだけ買うこともできるでしょう。

《両口屋是清》左から順に『手鞠』『紗の几帳』『重ね梅』

もちろんきりこは、《両口屋是清》の重厚な和菓子も好きですけどね。『和菓子 結』で興味を持ってくれた方が、ほかの和菓子屋さんにも足をのばしてくれるといいな。

三好屋老泉

七夕和菓子

和菓子処《三好屋老泉(みよしやおいずみ)》三代目・三好翔太さん(1991年生まれ)は、瀬戸市にUターンして実家を継ぎ、地元を盛り上げている方です。伝統的な季節の和菓子もありますが、真骨頂はパンダやくま、カエルなどのモチーフと日本の行事を融合させた作品の数々でしょう。まさにポップアートと呼びたくなる愛らしさに満ちています。

子どもも参加できる、上生菓子手作り体験もおこなっているので

素敵な和菓子をつくってみたい

そう思う方は、ぜひチェックしてみてください。

インスタグラムでは、さまざまな和菓子の実演をアップされています。さくらの木型や一瞬できんとんが出来る金団篩(きんとんぶるい)など、和菓子道具を見ているだけでワクワクします。細工鋏(さいくばさみ)を使った『はさみ菊』の製作は、その緻密さにクラクラしますよ、きっと。(きりこは不器用です(笑)

今回紹介した和菓子店舗

三好屋老泉

住所 瀬戸市大坂町206-4

電話番号 0561-82-8891

営業時間 9:00-19:00

定休日 火曜日

アクセス (愛環)山口駅から徒歩10分

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