おすすめ和菓子『若楓』《和の菓さんのう》

和の菓さんのう

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今日は、今年初の真夏日で汗ばむ陽気でしたね。子どもも熱中症対策で、風通しのよい半袖・ハーフパンツで学校へ行きました。最近は【C4th Home & School】というアプリを利用した学校からのお知らせで、健康管理の情報まで届くようになりました。便利な世の中になったものです。

今回は、真夏日の中でも清々しさを感じる『若楓』モチーフの和菓子をご紹介したいと思います。

『若楓』の和菓子 羽二重餅製

《和の菓さんのう》

若葉の萌え出た楓のことを若楓といいます。《和の菓さんのう》さんの『若楓』は羽二重餅製。上にちょこんと乗った緑の楓は、羊羮を型抜きしたものです。きらきら光る水色の錦玉を加えることによって、若楓の瑞々しさを表現しています。

ひとくちメモ

  • 羽二重餅は柔らかでするりと喉を通っていく。
  • ふわふわの羽二重餅と、つるんとした錦玉との食感の違いが楽しい一品。
  • 中は緑茶餡。羽二重餅の清浄な白と爽やかな緑の餡の組み合わせ。
  • 羊羮で型どられた楓の緑が光を帯びて見えるのは、白の羊羮で裏うちされているから。

秋も初夏も美しい楓

写真は2019年5月に訪れた《鳳来山東照宮(新城市)》のもの。一部、赤に染まった楓のなか青々した緑が目に映り、心に静けさをもたらします。紅葉の季節も素晴らしいけど、私はやっぱり若楓のほうが好きです。と、思っていたら、同じように若楓の素晴らしさを語っている人物がいました。吉田兼好(兼好法師)です。日本三大随筆のひとつ『徒然草』にて

卯月ばかりの若楓、すべて、よろずの花紅葉にもまさりてめでたきものなり。            

花紅葉とは、春秋の美しい自然の象徴として表現された言葉。ありとあらゆる花や紅葉にもまして『若楓』が素晴らしいと記しているので、よっぽどのお気に入りだったのだろうと推察出来ます。

鳳来山東照宮は若楓だけでなく、美しい自然や歴史的建造物も見られます。清々しさを感じながら山道を歩くと、心が浄化されていく気分を味わえます。

今回ご紹介したフリーランス和菓子職人

《和の菓さんのう》

定期販売

名古屋星ヶ丘テラス 

毎月第2火曜日・第3日曜日 

岐阜県本巣市atelierフェリス 

毎月第4水曜日

インスタグラムで予約可

4/9に《所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ》で紹介されていたこともあって、予約購入されるのをおすすめします。…三納さんご本人は、フリーランスなのでそんなに影響はないですよと穏やかに仰ってましたが。

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