こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
昨年、鳥取砂丘&多鯰ヶ池お種弁天(弁天宮)に訪れたのですが、そういえば現地の和菓子はいただかなかったかも…と思わず手にとってしまった『打吹公園だんご』。打吹公園(うつぶきこうえん)は四千本の桜が咲き誇る山陰随一の桜の名所であり、[日本さくら名所100選]にも選ばれています。その名を冠した御菓子はパッケージも小さく、何だか食べやすそうなサイズ感。お花見のお供にも良さそうではありませんか。
《石谷精華堂》さんは打吹公園に程近い場所に暖簾を掲げる、明治13年(1880)年創業の老舗和菓子屋さん。初代·石谷すま氏が故事に着想を得て素朴な甘茶だんごを作ったことがはじまりとされています。
ときは元弘三年(1333)、南北朝時代、流刑の身となった後醍醐天皇は、やがて隠岐島から脱出。その際、地元の豪族・名和長年公が船上山にお迎えし、 〝甘茶だんご〟を振る舞いました。
※《石谷精華堂》草創より
創業当初は餡をまぶしただけの「あんころ餅」だったとのこと。明治四十年の皇太子(大正天皇)行啓の際に御料菓として献上する機会に恵まれたことをきっかけに、現在の三色だんごの姿に生まれ変わりました。この好事を記念して、東伯郡長(旧倉吉市の一部)・内海淡氏が『打吹公園だんご』と名付けたと云われています。
『打吹公園だんご』三色だんご

『打吹公園だんご』《石谷精華堂》
▪︎販売価格:1箱5本(105g)入り 648円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より3日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:100gあたり 269kcal
「打吹山」にちなんだ天女伝説に準えたパッケージを開けると、そこには串に刺す順番を変えて詰められた小さな串団子が行儀よく並んでいます。手亡の白餡、小豆餡、抹茶餡の三色が互い違いに並んでいるさまは何とも素朴で愛らしいこと💕どのあんこも丁寧でなめらかに仕上げられていて、口あたりも味もこの上なしの一品です。

原材料名 | 砂糖(国内製造)・白餡・餅米(国産)・小豆餡・水飴・食塩 • 抹茶・クロレラ |
この小さな餡団子のなかにはお餅が入っています。これがまた、おいしいったらなんの!小さいので一瞬でなくなってしまうのですが、これを味わいたいがために2本、3本と食べたくなってしまうのです。絶品のお餅は地元の糯米粉に蜜を入れ、練って、蒸して、また練って、更に蒸すこと八時間、手間暇かけて作られています。1粒は直径約2cm程度の小さなお団子ですが、おいしさは最大級。また、名古屋で販売されないかなぁと心待ちにしております。
今回ご紹介した和菓子店舗
《石谷精華堂》本店
住所 | 〒 682-0807 鳥取県倉吉市幸町459番地1 JR倉吉駅から関金温泉・蒜山方面へ約3km □JR倉吉駅から関金温泉・西倉吉方面乗車 厚生病院前バス停下車 徒歩3~5分 |
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電話 Fax | 0858-23-0141 0858-22-0002 |
営業時間 | [販売]8:00~17:30 [喫茶] 8:00~17:00 (ラストオーダー16:30) |
休業日 | 1月1日 |
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