こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
本日6月6日より、二十四節気【芒種】に入りました。江戸時代、太玄斎によって書かれた「こよみ便覧」に依れば
「芒」とは、イネ科植物の穂先で針のように尖っている部分のこと。【芒種】とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のことを表しています。蒸し暑さに身体が堪える時期ではないでしょうか。
今回は、この時期を少しでも涼やかに過ごせるのような和菓子2品選びました。どうぞ、ご堪能あれ。
『水遊び』練りきり製
『水遊び』《巖邑堂 》
▪︎販売価格:1個432円(税込)
▪︎練りきり製白小豆こし餡
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
▪︎栄養成分表示:100gあたり267kcal
《巖邑堂》さんの練りきり製は、いつ見ても惚れ惚れするほど麗しい。『水遊び』は、水辺でひらひらと羽ばたく2匹の蝶々を意匠とした一品です。練りきりの白の余白が、より雅やかな雰囲気を醸し出していますね。引き算の妙を感じます。
色んなアングルで撮影してみました。水辺の草を表現したスジが、見れば見るほど美しい。
昨年食べた『翡翠』に比べあっさりとした意匠だと思いましたが、なかなかどうして。味わい深いですね。
『手毬花』
『手毬花(てまりばな)』
▪︎販売価格:1個432円(税込)
▪︎きんとん製大納言小豆つぶ餡
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
▪︎栄養成分表示:100gあたり228kcal
『手毬花』とは紫陽花の別名のこと。
紫陽花は土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わることから別名「七変化」とも呼ばれています。花色は開花から日を経るに従って、徐々に変化する性質を持っています。根から送られてくるアルミニウムの量に差があると、同じ株でも部分によって花(咢)の色が変わるのも興趣が尽きないところですね。
《巖邑堂 》さんの『手毬花』は、淡紅色と薄藤色が入り交じった美しい意匠の一品です。一株に色んな表情を見せる紫陽花の艶やかさが、繊細なきんとん製で表現されていますね。
写真だと上手に色合いを表せず、苦労しました。店頭のディスプレイの方が分かりやすいでしょうか。
今回ご紹介した和菓子店舗
《巖邑堂 袖紫ヶ森店》
住所 | 〒430-0801 静岡県浜松市中央区神立町字袖紫ヶ森136番10 □ JR浜松駅→遠州鉄道バス バス停:西塚町停留所下車 徒歩3分 |
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電話 | 053-545-3232 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | 毎週水曜日 |
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