こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
当日の朝に製造して、その日のうちに食べ切る大福や団子などの【朝生(あさなま)】も好きだけど、五感を刺激される美しい和菓子に出会ったとき、日本に生まれてきて良かったなぁとしみじみ感じます。
小さな和菓子という世界は、四季折々の情景を表現し、菓銘の響きや舌触り、素材のほのかな香りで日常を彩り豊かなものへと変えてくれます。今回ご紹介するのは、そんな美しい和菓子です。
『翡翠』練りきり製こし餡
『翡翠』《巖邑堂》
▪︎販売価格:1個432円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
いつまでも眺めていたい、そう思わせる風雅な練りきり製の和菓子。かわせみの別名を『翡翠』といい、こちらの上生菓子はその形態を表した一品となっています。
鮮やかな羽色のかわせみは、その美しい姿から“渓流な宝石”ともいわれている水辺の鳥です。羽色の青は、羽毛の微細な構造によって、鮮やかな色彩が現れる光の現象によるもの。光の当たり方によってエメラルドグリーンにも見えることが翡翠と呼ばれる所以です。
ということで、『翡翠』も色んな角度から撮影してみました。御菓子の説明には“特別技法による色彩”と書かれていましたが、光の加減で色変わりするのかしら?なーんて思えると、ちょっとしたワクワク感を味わえますね。
ひとくちメモ
- 黒文字が、すっーと柔らかく入っていく練りきり製。
- 【餡は和菓子の心臓】と謳うだけあって、別格の餡の美味しさ。
- 使われている餡は小豆、大福豆、手亡豆、白小豆。上品な風味で口どけが良い。
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浜松老舗和菓子屋《巌邑堂》
創業明治4年の《巌邑堂》は浜松市にある老舗和菓子屋です。“がんゆうどう”の名は、旧巌邑(岐阜県岩村町)藩士が浜松の地に移り創業し、藩の名を屋号としたことが由来とされています。
今回ご紹介したのは上生菓子でしたが、秋(9月頃)には『栗むし羊羹』が通販でも購入可能で、今から楽しみにしています。
他にも手作り和菓子キット【かしあわせ】シリーズもあり、気になるところですね。
今回ご紹介した和菓子店舗
《巌邑堂》袖紫ヶ森店
住所 | 〒430-0801 静岡県浜松市中央区神立町字袖紫ヶ森136番10 □ JR浜松駅→遠州鉄道バス バス停:西塚町停留所下車 徒歩3分 |
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電話 | 053-545-3232 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | 毎週水曜日 |
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