こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
今回ご紹介したいのは創業文政元年(1818年)の老舗、大口屋の『あんぷさくら』
大口屋の麩まんじゅう、今まで気にはなっていたのですが、定番のものは白茶色(ナチュラルベージュ)をしていて、ほかの美しい上生菓子に比べて食指が湧きませんでした。しかも、『餡麩三喜羅(あんぷさんきら)』と難しそうな菓名もついていて、ますます食べる機会を逃していたのです。
『あんぷさくら』の魅力
いつも和菓子店巡りをするときに素通りしていた大口屋でしたが、美しい薄紅色と“あんぷさくら”と書かれた柔らかな文字に思わず足を止めてしまいました。しかも、1個173円(税込)とお財布に優しい値段設定です。※2024年現在 1個216円(税込) ひとつ、試しに食べてみることにしました。
“たぷたぷ、ふるふる“ そうっと三帰来(さんらき)の葉を剥がして手に取ってみると、今にもこぼれ落ちそうなくらいの柔らかさです。口に入れると、山帰来の葉の香りとこし餡に練り込まれた桜葉の塩っけが仄かに感じられました。
あれっ、もうなくなっちゃった? そう思うほどの美味しさ、喉ごしの良さ。
『あんぷ』シリーズは、大口屋創業200年を記念して作られた、季節ごとの風味を添えた麩まんじゅうです。『あんぷさくら』は、春の行楽や卒業入学の祝いに相応しい華やかな一品。いくらでも食べられそうな、魅惑の和菓子といえるでしょう。
山帰来の葉、固そうだけどもしかして食べられる?と店員さんに聞いてしまいました。もちろん、食べられません。春の和菓子は、桜餅の印象があるからなぁ…
『餡麩三喜羅(あんぷさんきら)』の秘密
『餡麩三喜羅(あんぷさんきら)』《大口屋》
▪︎販売価格:1個195円(税込) 10個入り2,052円(税込)※2024年現在
▪︎賞味期限:製造日より2日間
今や大口屋代表銘菓の餡麩三喜羅ですが、創業当時からあったわけではありません。商品誕生は昭和48年と比較的歴史の浅い和菓子です。
古から尾張地方から岐阜では、麩を使った様々な料理が食べられていました。そこで、もちもちした弾力のある麩の、新しい和菓子が出来ないかと苦心して作られたのがこの麩まんじゅうなのです。
独特のなめらかな食感の秘訣 気温や湿度の影響を受けやすい生麩を、溶ける一歩手前まで水分を含んだ状態で蒸すことで出しています。まさに、職人技! |
和菓子は作りたてが美味しいと云われますが、この餡麩三喜羅に関しては半日から一晩おくと、山帰来の葉の香りがよく馴染んで味わい深くなります。
季節ごとの『あんぷ』シリーズとともに、味わいの違いを食べ比べしてみたいものですね!
今回ご紹介した和菓子店舗
《大口屋》
できたての柔らかさをお求めでしたら、本店へお越しくださいませ
住 所 | 〒483-8235 愛知県江南市布袋町中67 □名鉄犬山線布袋駅 北西500m |
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電話 | 0587-56-3067 |
営業時間 | 8:00~18:00 ※1月2日~4日の営業時間は、9:00~17:00とさせていただきます。 |
休業日 | 1月1日 |
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