こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
8月23日、愛知県内の学校は出校日だったところも多かったと聞きますが、ちょうど登校時間がどしゃ降りで大変でしたね。二十四節気の【処暑(しょしょ)8/23~9/6】の頃は台風の到来もあり、こうした突然の雨に見舞われることも多々あります。厳しい暑さが和らいだとはいえ、晴雨兼用日傘がまだまだ手放せません。
今回は【処暑】の頃に見られる『女郎花(おみなえし)』を意匠とした和菓子を3点、違う製法にてご紹介したいと思います。
『女郎花』きんとん製《万年堂》
『女郎花』《万年堂》
▪︎販売価格:1個378円(税込)
▪︎賞味期限:当日中
▪︎特定原材料等:なし
繊細な2色のきんとんで表現された『女郎花』、思わず足を止めて見入ってしまいそうな美しさです。小さな黄色い花が、秋風にふわふわと揺れている情景が思い浮かびますね。柔らかなきんとんだと運んでるうちに崩れてしまいますが、こちらのは程よい固さで、黒文字を入れた後もしっかりと形を保っていました。
食べたひとくちメモは、移転した《万年堂》さんへ行ってきました。『女郎花』『磯辺』~夏から初秋の和菓子をご覧ください。
《万年堂》さん、移転前は会計待ちの際にお茶&御菓子のサービスがあったのですが、今はなくなってましたねー。コロナ禍だからなのか、移転を機にやめられたのか…普段食べない干菓子や半生菓子がお試し出来たので良かったのですが、残念至極。
参考:そうだ!和菓子屋へ行こう~《万年堂》編(移転前のお店の様子が見られます。)
『女郎花』葛製《両口屋是清》
『女郎花』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個357円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎販売期間:8月16日~8月23日
▪︎特定原材料等:なし
黄色に染めた白小豆を葛製で包み、粟粒ほどの小さな花の風情を表現した一品です。葛を通して見るので、黄色の餡が儚げに映りますね。
《万年堂》さんの『女郎花』も黄色×黄緑の配色ですが、これは【襲色目(かさねのいろめ)】に倣ったものでしょう。
番外編『思草(おもひぐさ)』ういろう製
『女郎花』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個411円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:なし
▪︎栄養成分表示:1個あたり 109kcal
2色のういろう製の皮で、上品な味わいのこし餡を包み込んだ華やかな意匠の一品です。
《両口屋是清》さんの記載では『思草』は『女郎花』の異名となっていましたが、私が調べたかぎりでは全く別の花「ナンバンキゼル」が出てきてしまうので真相は分からず仕舞いでした。トホホ…
今回ご紹介した和菓子店舗
《万年堂》
住 所 | 〒 464-0064 名古屋市千種区山門町2丁目34番地 □名古屋市営地下鉄 東山線 「覚王山」駅1番出口より徒歩3分 |
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電 話 | 052-753-3311 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
休業日 | 火曜日 ※縁日の21日が火曜日の場合は営業し、翌水曜日が定休日となります |
《両口屋是清》八事店
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