こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
皆さんは【土用の丑の日】に鰻を召し上がりましたか。【土用】は、立春・立夏・立秋・立冬の直前18日間を指す雑節にあたります。季節の変わり目の【土用】は、養生して次の季節に備える期間になります。
雑節とは 五節句・二十四節気以外の、季節の移り変わりの目安となる日の総称のこと。【土用】以外に、節分や彼岸、入梅なども雑節である。 |
1年に4回ある【土用】ですが、巷でよく聞くのは夏の土用ですね。夏の【土用の丑の日】には「う」のつく食べ物を取ると良いとされていますが、他の季節の【土用の丑の日】はどんな頭文字がつく食べ物が良いかといえば…
- 春の【土用の丑】には「い」
- 秋の【土用の丑】には「た」
- 冬の【土用の丑】には「ひ」
この頭文字以外にも食べるとよしとされているのが「土用餅(餅を小豆餡で包んだあんころ餅)」になります。
【土用】に「あんころ餅」を食べるのは、小豆の赤が邪気を払うとされていたためです。 |
今回は「土用餅」に肖って『石山寺名物 石餅』をご紹介したいと思います。
『石山寺名物 石餅』ねじり餅
『石餅』《叶匠寿庵》
▪︎販売価格:1箱6個入り 756円(税込)
▪︎賞味期限:製造日より2日間
白と蓬のねじり餅に、《石山寺》の象徴である 硅灰石(けいかいせき)に見立てた餡がたっぷりのせられた一品です。
もちもちとした弾力のある『石餅』は、石のように固い絆が結ばれるようにと祈念して食した故事に基づいて作られました。本来は《石山寺》門前の店舗でしか取り扱いがない商品ですが、この時期のみJR名古屋高島屋店でも購入出来ます。
JR名古屋高島屋での販売期間 8月1日、6日~12日、20日~22日、27日~29日※2021年時点 |
蓋を開けるとビッシリとつぶ餡がのっているので、一瞬でっかい「あんころ餅」かのように見えて驚きました。つやつやした漆黒の餡が食欲をそそりますねー。
「土用餅」を食べて無病息災を願う風習ですが、これだけ餡がたっぷりであれば十分といったところでしょう。
箱の中から取り出してみると、1個ずつは食べやすい大きさになっています。家族みんなで分けあって食べられるのも嬉しいですね。上品な甘さの餡と香りよい蓬が絶品ですよ。
今回ご紹介した和菓子店舗&《石山寺》境内図
《叶匠寿庵》寿長生の郷
住 所 | 〒520-2266 滋賀県大津市大石龍門4-2-1 ・JR琵琶湖線「石山駅」より車で30分 ※無料のシャトルバスあり 発着場:JR琵琶湖線「石山駅」北口下車(改札出て左)「寿長生の郷」と書いた紫色のバスが目印です。 発着時間はホームページにてご確認ください。 |
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電話 | 077-546-3131 |
営業時間 | 10:00~17:00 ※各施設により営業時間が異なります |
休業日 | 水曜日 |
《叶匠寿庵》石山寺店
住 所 | 〒 520-0861 滋賀県大津市石山寺1丁目576-3 □京阪電鉄「石山寺」より徒歩10分 |
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電話 | 077-534-6331 |
営業時間 | 【和菓子販売】10:00~16:30 【イートイン】10:00~16:30(L.O. 16:00)※石山寺のイベントに合わせて延長営業あり |
休業日 | 水曜日※但し、祝日の場合は営業。 イートインは12/25~2月末までは土日祝のみ営業予定 |
《石山寺》境内図
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