こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
JR名古屋高島屋の《鈴懸》さんがあったスペースは和菓子売場 特設会場として月替わりで色んなお店が出店されているもよう。先月は《五十鈴茶屋》と《京らく製あん所》の2店舗でした。今月[1月10日(水)~2月20日(火)]はふわふわどら焼で有名な《なか又》さんと《一朶》さんが期間限定で入られます。
《一朶》さんといえば【やっとかめ文化祭2023 和菓子企画】で出会った美味しい餅菓子のお店。なかなか再訪出来なかったところに朗報ですね。
小ぶりの『鬼まんじゅう』や菜種色の『芋羊羹』もおいしそうです。さて、何を買いましょうか。
やはり季節柄『うぐいす餅』は外せません。JR高島屋さんなら訪れやすいので何回か来よう!とホクホクしながら帰路につきました。
【うぐいす餅の由来】 天正年間(1580年代)、郡山城の城主であった豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と御用菓子司の菊屋治兵衛に命じました。そのとき献上された餅を秀吉は大変気に入り「鶯餅と名付けよ」と下賜(かし)したと云われています。 |
『うぐいす餅』求肥製 小豆つぶ餡
『うぐいす餅』《一朶》 ▪︎販売価格:1個260円(税込) ▪︎賞味期限:製造日より2日間 ▪︎原材料名:砂糖(国内製造)、餅粉(国内製造)、小豆、卵白、水飴、青えんどう豆粉 ▪︎特定原材料等:卵 ▪︎栄養成分表示:1個あたり 121.8kcal
求肥に薄柳(うすやなぎ)色の青えんどう豆パウダーがたっぷりかかった『うぐいす餅』。清々しい香りが鼻孔をくすぐり、食べる前から「おいしいに違いない!」と思わす仕上がりです。手で摘まむとふわんと柔らかく、さらさらと青えんどう豆のパウダーが零れていきます。
美しく調和するもののたとえとして「梅に鶯」があります。梅の「紅」と鶯の「緑」の取り合わせはコントラストがあり華やかなものです。松尾芭蕉は梅ではなく椿に置き換えることで艶やかな情景を詠みました。
鶯の見立てになっている求肥餅の凹みを崩さないように半分に割ってみました。中は小豆つぶ餡がぎっしり。青えんどう豆の風味を損なわない甘さ控えめな餡です。
『うぐいす餅』には黄粉や青大豆のきな粉がかかっていることが多いなか、青えんどう豆を使っているのは珍しいですね。青えんどうは甘く煮込んだ「うぐいす豆」や「うぐいす餡」など、和菓子でもお馴染みの素材。菓銘との整合性も相まって上々の一品です。
今回ご紹介した和菓子店舗
《一朶》
住 所 | 〒457-0841 愛知県名古屋市南区豊田1-28-5 Googlemapを見る ·名鉄常滑線「道徳」駅より 徒歩10分 |
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電話 Fax | 052-618-8555 052-618-9974 |
営業時間 | 10:00開店〜売り切れ次第 |
休業日 | 月曜日·火曜日 |
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