こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
本日11月6日は【亥の子の祝い】。古来より、亥の月(旧暦10月)の最初の亥の日・亥の刻(午後10時頃)に、無病息災を願って『亥の子餅』を食べる風習があります。※毎年日付が異なります⏬
◎ 令和4年(2022年):11月6日(日)
◎ 令和5年(2023年):11月1日(木)
◎ 令和6年(2024年):11月7日(日)
◎ 令和7年(2025年):11月2日(日)
「亥」は陰陽五行説では水性に当たり火災を逃れるという信仰もあることから、茶の湯の世界ではこの日を【炉開きの日】としています。
11月になると、お茶席では『亥の子餅』がふるまわれます。和菓子屋さんでもそれぞれ趣向を凝らした『亥の子餅』が並ぶので、食べ比べをしてみるのも一興でしょう。
そこで今回は「未来に伝えたい名古屋の和菓子」として、エントリーNo.9『亥子餅』を取り上げたいと思います。
エントリーNo.9『亥子餅』
エントリーNo.9『亥子餅』《御菓子司 桔梗園》
- 1個300円(税込)
- 羽二重餅製小豆こし餡 栗入り
- 賞味期限:当日中
- 原材料:砂糖(国内製造)、小豆、羽二重粉、栗、卵白、水飴、胡麻、きなこ/トレハロース
- 特定原材料等:卵、胡麻、大豆
- 栄養成分表示:1個45gあたり 113kcal
ふわふわの羽二重餅をうり坊に見立てた『亥子餅』。プチプチとした2色の胡麻の食感がいいですね。ふんわりかかったきな粉が、うり坊の柔らかな毛並みのようにも見えます。
この時期、色んな『亥子餅』をいただくのですが《御菓子司 桔梗園》さんのはとっても柔らか。先日参加した【蒸し菓子トーク】で、畑 主税さんが「名古屋の和菓子は柔らかい」と絶賛されていました。その真骨頂というべく『亥子餅』は、【亥の子の祝】の風習とともに「未来に伝えたい名古屋の和菓子」の名に相応しい一品と云えるでしょう。
甲斐みのりさんのコメント
かわいらしい佇まいは、本当にイノシシの赤ちゃんみたい!赤ちゃんの肌のようなやわらかさ、和菓子としてのデザイン性はお見事。
⏫中は、なめらかな小豆こし餡と栗の甘露煮。うり坊が食べた木の実の見立てになっていますね。
今回ご紹介した和菓子店舗
《御菓子司 桔梗園》
- 住所:愛知県名古屋市港区名港1-20-13
- アクセス:地下鉄名港線「築地口」駅2番出口隣接
- 電話番号:052-661-1448
- 営業時間:9:00~19:00
- 定休日:日曜日
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