硝子造形作家×和菓子職人のコラボレーションで生まれた美しい和菓子『きせつのさがしもの【栗色】』《薄氷本舗 五郎丸屋》

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こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

今回ご紹介するのは硝子作品シリーズを琥珀糖で表現した一品です。実際の作品と見比べてみるとその精緻さに息をのむほどの出来映え。この美しい和菓子を実現された《薄氷本舗 五郎丸屋》さんは「T5」シリーズなどでご贔屓にしていた和菓子屋さん。新たな試みに注目を集めています。よいお値段がする和菓子ですが、一度は手にとっていただきたい逸品です。

木箱の中収められていた「きせつのさがしもの」の詩

三越伊勢丹限定『きせつのさがしもの【栗色】』

『きせつのさがしもの』《薄氷本舗 五郎丸屋》

  • 販売価格:1箱9個入り 3,780円(税込)
  • 賞味期限:製造日より約30日間
  • 特定原材料等:小麦粉、乳成分、オレンジ
  • 栄養成分表示:100gあたり 286kcal

硝子造形作家 • 山本真衣氏の「#Breeze ブリーズ」
に《薄氷本舗 五郎丸屋》十六代目 • 渡邉克明氏が触発されて生まれた和菓子が「きせつのさがしもの」シリーズ。9種類の半生琥珀糖はさまざまなカクテルを使い繊細な彩りを見せています。半生なので砂糖が再結晶化していくと色合いにも変化をもたらすのが面白いところ。春夏秋冬の彩りがあるのですが、今回は特別に三越伊勢丹限定で【栗色】が誕生しました。【秋色】をベースに「栗のカクテル」の半生琥珀糖が加わっています。

【栗色】(青字のものが【秋色】のカクテルとの変更点)
 右上(淡香): アドニス → 栗のカクテル
 上中(橙) : マンハッタン
 左上(緑) : アラウンド・ザ・ワールド
 中右(黄) : パロット
 中央(紅唐): ジャック・ローズ→栗のカクテル② 
 中左(白茶): ニューヨーク → 栗のカクテル
 右下(緑) : キングス・バレー
 下中(濃緑): 照葉樹林
 左下(橙) : サイドカー
⏫手前から反時計回りに「栗のカクテル②」「キングス • バレー」「アラウンド • ザ • ワールド」
原材料名砂糖(国内製造)、寒天、リキュール、スピリッツ、ウィスキー、ブランデー、烏龍茶、栗、抹茶、レモン、ライム、パイナップル/香料、酸味料、着色料(金箔、黄4、黄5、青1、赤3、赤106)

⏫【栗色】バージョンに入っている「栗のカクテル」を使った3品。大きさ順に金箔が散りばめられた華やかな紅唐べにとう(色)のもの、落ち着いた雰囲気の淡香うすこう(色)のもの、儚げな白茶(色)のものと色彩の違いを楽しむことが出来ます。横から見るとカッティングの美しさが際立ちますね。艶やかな硝子工芸品かと見紛うばかり…

⏫アングルを変えて撮影すると全体に色が満たされました。上のものよりマットな表情をみせています。こちらはジューシなゼリー菓子に見えて手を伸ばしたくなりますね。

【秋色】の半生琥珀糖ばかりを並べてみました。同じ配列で黒の銘々皿に並べ変えてみるとグッとシックな印象に。

カクテルに詳しくないので一つ一つ食べた後にカクテルの特徴を知ることになって面白い体験となりました。

⏫【秋色】の中で小さな2つの半生琥珀糖「マンハッタン」と「照葉樹林」。「マンハッタン」は『はさみ菊』のような意匠ですね。ほんのり甘くて食べやすい。初心者にオススメなお味ではないでしょうか。「照葉樹林」は抹茶の風味が感じられるカクテル。ほろ苦さと後から立ち上ってくる甘みが印象的でした。調べてみるとグリーンティリキュール×烏龍茶で作られるカクテルなんですね。

⏫「アラウンド• ザ • ワールド」ミントの香りと爽やかな後味の一品。カクテルって甘いものだと思っていただけに意外性があって良かったです✨

今回ご紹介した和菓子店舗

《薄氷本舗 五郎丸屋》

住 所 〒932-0045
富山県小矢部市中央町5-5
• あいの風とやま鉄道「石動駅」より徒歩5分
• 能越道福岡ICから国道8号経由6km 15分
駐車場:3台
電話番号
Fax
0766-67-0039
0766-67-6430
営業時間9:00~18:00
休業日月曜日

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