【七夕】モチーフの和菓子『鵲の橋』『星の夜』《両口屋是清》

両口屋是清

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

本日、7月7日は五節句のひとつ【七夕(しちせき)の節句】です。古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。めでたい反面悪いことにも転じやすいという考えから、お祝いとともに厄祓いもしていました。短冊を笹に飾るのは、古来より笹は「悪い気を祓(はら)う」とされていたからなんですよ。

五節句とは

  • 1月7日 人日(じんじつ)の節句《七草の節句》
  • 3月3日 上巳(じょうみ)の節句《桃の節句》
  • 5月5日 端午の節句《菖蒲の節句》
  • 7月7日 七夕の節句《笹竹の節句》←今回は、ここ
  • 9月9日 重陽の節句《菊の節句》

『鵲の橋』

『鵲の橋(かささぎのはし)』《両口屋是清》

  • 1個411円(税込)
  • 葛製小豆こし餡
  • 販売期間:7月1日~7月7日
  • 賞味期限:2日
  • 特定原材料等:小麦
  • 栄養成分表示:94kcal

鵲(かささぎ)が翼を連ねて天の川に橋をかけ、その橋を渡って牽牛と織姫は一年に一度の逢瀬をするという古代中国の伝説があるそうです。

夜空に煌めく『鵲の橋』を、五色のこなしと金箔で表現しました。葛に透ける五色のこなしは淡く映り、朝には消えてしまう儚い逢瀬を象徴するかのようです。

ぷるんとした葛にくちどけの良いこし餡の組み合わせは、夏の時期に召し上がるには丁度よい和菓子と云えますね。

『星の夜』

『星の夜』《両口屋是清》

  • 1個357円(税込)
  • 錦玉製と羊羹製
  • 販売期間:7月1日~7月7日
  • 賞味期限:2日
  • 特定原材料等:なし
  • 栄養成分表示:128kcal

光芒を放つ夏の夜空の星々を、幾層にも色を重ねた錦玉羹と金箔で表現しました。プリっとした錦玉羹としっとりとした羊羹製のハーモニーが楽しめる一品です。

昨年も同じ菓銘、意匠で販売されていたのですが、楕円形から円に変わるだけで柔らかな雰囲気になったような…面白いですね。

「光芒」とは、細長く伸びるひとすじの光を意味します。『星の夜』と一緒に《正岡子規》の短歌が紹介されていました。

“真砂なす数なき星の其中に 吾に向ひて光る星あり”

無数にある星のなかから「吾に向ひて」降りそそぐひとすじの光。不思議と慈愛に満ちたさまが感じられる作品ですね。

今回ご紹介した和菓子店舗

《両口屋是清》八事店

住所468-0061
愛知県名古屋市天白区八事天道302 GoogleMap
・地下鉄名城線・鶴舞線「八事」2番出口徒歩3分
・駐車場:6台有り
電話052-834-6161
営業時間販売:9:00 〜 18:00
喫茶:11:00~17:30(L.O.17:00)
※コロナの影響により営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式サイトまで
休業日毎週水曜日

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