こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
9月に入ると各和菓子店の「栗きんとん」が目白押しになります。シンプルな「栗きんとん」はもちろんのこと、最近では焼き目のついたものも美味しいなぁと感じています。昨年は、4店舗の「焼き栗」を食べていました。
左上から時計回りに
◇『栗づくす』《仙太郎》
◇『焼き栗』《和の菓さんのう》
◇『焼栗』《花桔梗》
◇『和栗』《和菓子 結》
ベーシックな「栗きんとん」の代表格といえば、《すや》《恵那川上屋》の二強でしょう!中津川駅前には「発祥の地」の石碑もあることだしと思っていたら…
どうやら加茂郡八百津(やおつ)にも“我こそが元祖”と名を揚げる「栗金鈍」が存在するとか。まず、栗きんとん=中津川・恵那という認識だったので、八百津ってそんなに栗きんとんが有名なの??という気持ちでいっぱいになりました。それもそのはず、栗きんとんを販売しているのが中津川・恵那では約30店舗、八百津では4店舗と数で圧勝しているからです。知る人ぞ知る八百津の「栗金鈍」といったところでしょうか。
八百津の「栗きんとん」4店舗
- 《亀喜総本家》→甘さ控えめ、栗のつぶが感じられる『栗金とん』
- 《梅屋》→茹で上げた栗そのもののホクホク感、味わいの『栗金糖』
- 《藤乃屋》→なめらかな舌触りと上品な甘さの『栗きんとん』
- 《緑屋老舗》→食感、風味のバランスのとれた王道の『栗金鈍』
「栗きんとん」の表記がバラバラなのは、《緑屋老舗》さんの『栗金鈍』が登録商標になっているからなんですね。
《緑屋老舗》の『栗金鈍』を食べてみた
『栗金鈍』《緑屋老舗》
▪︎販売価格:1箱6個入り1,300円
▪︎販売期間:8月下旬〜4月上旬ごろ
▪︎賞味期限:製造日より3日間
八百津は土壌も水も栗作りに適している土地で、広大な栗園では丹沢・筑波・伊吹・銀寄席・利平など多種類の栗が育ち、朝イチ収穫されたばかりの栗で『栗金鈍』が作られます。
その出来立ての美味しさを逃さぬよう、しっかりと梱包されていますね。
開けてみると、やや大きめの『栗金鈍』が行儀よく並んでいます。測ってみたら直径4㎝ほどでした。
秋の味覚が満載の手拭いに合わせて、抹茶とともにいただきまーす。
栗のつぶが残るホクホクとした食感と上品な甘み、口の中でほろっとほどける絶妙な固さに“これぞ元祖”と納得の味わいです。なめらかさとホクホク感の両方を味わいたいなら、断然おすすめしたい一品。《緑屋老舗》では素材の旨味とホクホク感を残すために、短時間で栗を炊き上げているそうですよ。
今回ご紹介した和菓子店舗
《緑屋老舗》
住 所 | 岐阜県加茂郡八百津町八百津4096-1 |
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電話 | 0574-43-0144 |
営業時間 | 8:00〜18:30(季節によって多少前後します) |
休業日 | 水曜日 |
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