こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
【やっとかめ文化祭2023 和菓子企画】でさまざまなおいしい和菓子に出会いました。今回ご紹介するのは創業360年の《餅文總本店》の季節限定『一口栗ういろ』。「ういろう」の由来は諸説ありますが、名古屋にて製法を取り入れたのは《餅文總本店》さんが最初だと云われています。尾張藩の御用商人だった《餅文總本店》初代餅屋文蔵氏が二代目藩主徳川光友の知恵袋として仕えた陳元贇から製法を教わったのがはじまりです。
【ういろうの由来】 博多に亡命していた陳宗敬の息子、陳宗奇が外郎薬を足利義満に献上した際に、口直しに添えた菓子を『ういろう』と呼ぶようになった。 |
【やっとかめ文化祭】とは 毎年10月下旬から11月上旬にかけて、名古屋のまちを舞台に伝統芸能の公演、歴史や文に出会う寺子屋・まち歩きなど、多彩なプログラムを開催する文化の祭典のこと。 今年の【和菓子巡り企画】のテーマは「和菓子の原点に還って、名古屋の素朴な和菓子」。ナビゲーターは文筆家の甲斐みのりさんです。 ※【やっとかめ文化祭2023】は11月19日をもちまして幕を閉じました。 |
店舗に入るとたくさんの「ういろう」が並んでいてびっくりしました。季節限定の「一口ういろ」も種類豊富です。「鬼まんじゅう」バージョンなんて珍しいものもあり、あれこれ目移りしてしまいます。
今話題の「徳川家康」をモチーフにしたパッケージの『生ういろ』や月替わりの『ほうじ茶ういろ』、看板商品の『献上ういろ』など一度の来店では買いきれないほど…。その日の気分で食べたいものを選んでも楽しいかもしれませんね。
さて、お目当ての『一口栗ういろ』はいったいどんな味わいなのでしょう。
秋冬限定『一口栗ういろ』
『一口栗ういろ』《餅文總本店》 ·販売価格:1箱5個入り【上がり2個·抹茶3個】675円(税込) ·販売期間:8月下旬〜12月下旬 ·賞味期限:製造より21日間 ·特定原材料等:なし ·栄養成分表示:【上がり】79kcal【抹茶】78kcal
「一口ういろ」ってサイズ感がよくて好きなんですよね。特に《餅文總本店》さんのは絞りになっていて姿形も愛らしい。包み紙も柘榴色×赤支子(あかくちなし)色の「上がり」、柳色×梔子(くちなし)色の「抹茶」とまるで襲色目のような色合わせになっていて風流ではありませんか。
原材料名 | 砂糖(国内製造)、栗練餡、緑茶【抹茶】、小豆練餡【上がり】、塩/加工澱粉、増粘多糖類、トレハロース、グリシン、乳化剤、香料、着色料 |
包み紙をほどくともっちりとした「一口ういろ」が出てきました。中は刻んだ栗をたっぷり入れた栗あん。
瑞々しいのにぷるんと弾力があるういろう生地に、さらりと甘い栗あんはよく合います。栗あんが引き立つように「上がり」も「抹茶」も上品な風味に仕上がっています。ういろう生地だけでも十分においしいなぁ💕これは他のういろうも試したくなっちゃいますね。
素朴な秋の素材の代表格でもある栗、粒と栗あんの両方で楽しめて、大好きな餅文のみずみずしいういろで包まれているなんて!ひと口サイズが嬉しいポイント。
甲斐みのりさんのコメント
今回ご紹介した和菓子店舗
《餅文總本店》本店
住 所 | 〒457-0863 名古屋市南区豊2丁目36-24 Google Map ·名鉄常滑線「道徳」駅より 徒歩10分 |
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電話 Fax | 052-691-5271 052-691-5273 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | 年中無休(但し元日休) |
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