こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
二十四節気【穀雨(4月20日~5月4日頃)】の末候『牡丹華(ぼたんはなさく)』に表されるように、牡丹の開花時期はおもに春です。
が、冬の時期に花咲かせる「寒牡丹」や「冬牡丹」という種類もあります。
- 「寒牡丹」二季咲きという性質をもつ品種。冬を認識した上で咲く。花以外の茎や枝は黒ずんでいて、葉はほとんどない。
- 「冬牡丹」温室などで育てて季節を早めて人工的に咲かせる春咲きの品種。春と同じように葉も青々としている
今回は「冬牡丹」にまつわる上生菓子をご紹介したいと思います。
『冬牡丹』練り薯蕷きんとん製
『冬牡丹』《両口屋是清》
▪︎販売価格:1個411円
▪︎賞味期限:製造日より2日間
▪︎特定原材料等:やまいも
▪︎栄養成分表示:121kcal
白小豆の鹿の子を、2色の小田巻きんとんで幾重にも巻いて『冬牡丹』を表現した一品です。金箔が華やかさを演出していますね。
いやぁ、大納言小豆の鹿の子は何度も食べたことはあるけど、白小豆は初めてだ✨
冬の寒さのなか凛と咲く牡丹に、春の華々しさに比べて生命力の強さをより感じてしまうのは何故なのでしょう。「寒牡丹」とは違い、本来の季節ではないときに“人為的に咲いてしまった花”という認識があるからでしょうか。それでもやはり花は美しく、その美しさをひとは冬景色にも求めたのでしょう、きっと。
ひとくちメモ
◇練り薯蕷きんとんの優しい甘さと風味は、幾らでも食べられそうな味わい。 ◇白小豆の鹿の子は、大納言鹿の子に比べて甘さ控えめ。 |
《両口屋是清》のお正月用和菓子情報
こちらは、JR名古屋高島屋バージョンの華やぐお正月用和菓子セットの内容です。ただ、毎年の傾向だと「花びら餅」や「干支菓」は年明けでもバラ売りで買えたはず。
「子」年の干支菓はキュートな色重ねのこなし製でしたが、「寅」年はシックな色味のきんとん製ですね。毎年、買い揃えていくとちょっと面白いかも!?…まぁ、すでに「丑」年は取りこぼしているんですけどね(笑)
《両口屋是清》さんのお正月といえば、毎年意匠の変わる『富士遠望』に注目しています。
2022年の『富士遠望』は、いったいどんな意匠なんでしょう✨楽しみです。
ほかにも干支羊羹や御題菓子も販売されています。ぜひ《両口屋是清》さんに足をお運びくださいね。
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》名古屋三越店
住所 | 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目5-1 地下1階Google Map □ 名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄」駅より地下街で連絡 □ 名鉄瀬戸線「栄町」駅より地下街で連絡 |
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電話 | 052-252-3408 |
営業時間 | 10:00 〜 18:00 |
休業日 | 百貨店の営業日に準じます |
《両口屋是清》八事店
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