こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。
気に入った和菓子に出会うと、ぜひ次の季節にも食べたいものだなぁと思うものです。定番化され、毎年出会えるものもあれば、一度きりの味わいだったものもあります。
今ここ、かぎりあるもの、時を味わい尽くす のが和菓子の醍醐味だったりします。季節が巡っても同じようだとは限らない。だから、その時その時を慈しみ味わい尽くす楽しみがあると言えるのかもしれませんね。
さて、今回ご紹介するは《両口屋是清》さんの限定販売の和菓子。ほぼ同じ菓銘が季節を変えて登場しました。
「手鞠(てまり)」は【新年】の季語になります。以前、名古屋三越店限定で販売されていた練り薯蕷製の『手鞠』を購入したことがありました。
2019年1月に購入したので、亥の透かしが入った懐紙に合わせています。5色の彩りが鮮やかで、お正月らしい華やかさを纏った一品ですね。今回はほぼ同じ菓銘になりますが、いったいどんな仕上がりなのでしょう。
3月17,18日、愛知県下の小学校では卒業式を迎えました。ここ1,2年世の中は様変わりし、時には翻弄されながらも、小学生の皆さんは学校生活を楽しまれたことと思います。ご卒業おめでとうございます✨そんな門出にふさわしい晴れやかな和菓子をご覧ください。
『華てまり』
『華てまり』《両口屋是清》
- 1個486円
- 練り薯蕷製こし餡
- 賞味期限2日
- 特定原材料等:やまいも
- 栄養成分表示:114kcal
きゅっと茶巾絞りかのように捻りが入った意匠の『華てまり』。お正月の『手鞠』と同じ5色を使っているのに、可憐で春らしい風情を感じます。まるで、春風に舞う色とりどりの花びらのよう。5色の土台の練り薯蕷も『手鞠』よりスジが細かくて、躍動感がありますね。
練り薯蕷の白い部分が残っていることで、春から心機一転、新しいチャレンジを始めようとする心の有り様にも見えてきます。
新たなスタートラインに立った人達に、幸多からんことをお祈りいたします。
練り薯蕷についてお知りになりたい方は、こちらの記事もどうぞご覧ください✨
今回ご紹介した和菓子店舗
《両口屋是清》八事店
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