【やっとかめ文化祭2024 和菓子企画】おすすめ和菓子エントリーNo.10『名古屋名物 菊屋乃ういろ』《菊屋》

おすすめ和菓子屋さん

こんにちは、年間100個以上の和菓子を食べるきりこです。

【やっとかめ文化祭2024】名古屋の和菓子屋さんを巡る旅~今回ご紹介するのは1934年創業、知る人ぞ知る名古屋ういろの《御菓子司 菊屋》さんです。作りたてのおいしさに県外からも買い求める方がいらっしゃる名店。午前中で売り切れてしまうこともあるため、早い時間に訪れるのがおすすめです。今回は午後一に訪れたのにも関わらず、ラストワン(さくら)でした。黒糖·白·抹茶は売り切れ。ほんとは抹茶が食べたかったのですが目の前でラストの抹茶が買われてしまいました。

【やっとかめ文化祭】とは
毎年10月下旬から11月中旬にかけて、名古屋のまちを舞台に伝統芸能の公演、歴史や文化に出会う寺子屋・まち歩きなど、多彩なプログラムを開催する文化の祭典のこと。今年の【和菓子巡り企画】のテーマは「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子和菓子」。ナビゲーターは文筆家の甲斐みのりさんです。

そんな《菊屋》さんの「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子和菓子」に選ばれたのは『名古屋名物 菊屋乃ういろ』。いったいどんな味わいなのでしょう。どうぞお楽しみください。

ういろうの由来は、2通りあるといわれています。
1.薬の外郎(透頂香)に似ていることから「外郎(ういろう)」と呼ばれるようになった。《江戸時代の百科事典『和漢三才図会』より》
2.博多に亡命していた陳宗敬の息子、陳宗奇が外郎薬を足利義満に献上した際に、口直しに添えた菓子を『ういろう』と呼ぶようになった。
陳宗奇が京都で『ういろう(和菓子)』を世に知らしめたことから、ういろうの発祥地は京都とされるのが通説です。
また、陳宗敬が在住していた妙楽寺(福岡県)では、「ういろう伝来之地」の石碑が建立されているそうです。

エントリーNo.10『名古屋名物 菊屋乃ういろ(さくら)』ういろう製

エントリーNo.10『名古屋名物 菊屋乃ういろ(さくら)』《御菓子司 菊屋》
▪︎販売価格:1棹550円(税込)
▪︎内容:横23cm ×縦4cm ×幅4cm
▪︎賞味期限:製造日より[夏]4日間[冬]5日間 ※要冷蔵10℃以下
▪︎特定原材料等:小麦粉

以前買いに訪れたときも売り切れ御免だったので今度こそ!と思い、当日予約できないかと問い合わせしたところ

(あなたの分取り分けて)お店に来てくれた人のういろがなくなっちゃったら、おばちゃん胸が痛くなっちゃうでぇ…

おばちゃんごめんよと言いたくなるようなお断りの仕方でしたので、思わず笑っちゃいました。“一期一会”をとても大切にされているんだなぁと。ほっこり、元気になれるおばちゃんの話っぷりだからこそ店内は和気藹々とした雰囲気に包まれているんですね。

『菊屋乃ういろ』は蒸したてなのかと思うくらい、包み紙の上からでもほんわか温かいのが特徴。一般的な真空パックされた「ういろう」とは違い、味·歯切れ·舌触りともに洗練された仕上がりになっています。

原材料名砂糖[国内製造]、米粉、浮粉(小麦粉含む)/[さくら]香料、着色料(赤102号、赤105号、赤106号)

つきたてのお餅のような柔らかさ、瑞々しさも然ることながらプリッとした弾力も堪りません。[さくら]は仄かに甘く、淡い桜の風味が感じられる一品でした。ぜひとも抹茶や黒糖も食べてみたいものですね。

店主のご夫妻がとっても気さくで、毎回訪れるのが楽しみ。蒸したてのういろにはほんのり温かさが残っていて、ほっこりとした気持ちのまま帰路につくことができます。

甲斐みのりさんコメント

今回ご紹介した和菓子店舗

《御菓子司 菊屋》

住 所 〒460-0006
愛知県名古屋市中区葵2-14-21

□ 名古屋市営地下鉄東山線「千種」駅5番出口から徒歩約5分
電話052-935-3873
営業時間9:30~18:30 
※売り切れ次第
休業日不定休

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